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「戦艦大和ノ最期」

大学の課題のノンフィクション本と格闘(笑?)中の今日この頃、




つい先ほど読み終えた「戦艦大和ノ最期」について紹介しようと思う。


内容:

著者である吉田満氏が、戦艦大和の乗員だった当時を振り返る
回顧録というべき作品。
作戦のために呉軍港から出発し、そして沖縄の海で轟沈するところまで
描かれている。



吉田氏は東大を繰り上げ卒業し、海軍少尉、副電測士として大和に乗艦した。
艦には、彼と同じような若者が多く乗っており、その半数以上が戦死した。


著者はなぜこのような作品を書いたのか?
あとがきにはこう記されている。

 この作品の初稿は、終戦の直後、ほとんど一日を以て書かれた。
 執筆の動機は、敗戦という空白によって社会生活の出発点を奪われた私自身の、
反省と潜心のために、戦争のもたららしたもっとも生ま生ましい体験を、
ありのままに刻みつけてみることにあった。私は戦場に参ずることを強いられた
ものである。しかも戦争は、学生であった私の生活の全面を破壊し、終戦の廃墟の
中に私を取り残していった。――しかし、今私は立ち直らなければならない。新しく
生きはじめなければならない。単なる愚痴も悔恨も無用である。――その第一歩として、
自分の偽らぬ姿をみつめてみよう、如何に戦ってきたかの跡を、自分自身に照らし合わせて
見よう――こうした気持で、筆の走るるままに書き上げたのである。



本編(=本作)の冒頭には、戦いに臨む当時の吉田氏の心境が書かれている。
その部分を読んだ人は、著者を「軍国主義者」や「右翼」といった目でみるかもしれない。
だが、この本は軍国主義や戦争を賛美する作品ではない。若者たちがどのようにして戦い、
如何にして散っていったかを克明に記したものなのである。

私たちは、戦争という文言を見ると、聞くと、必ず「戦争は間違っている」とか、
そういった答えをすぐ、瞬間的に引き出す。どうして戦争をするのか、戦争をする人たちは
どのようなことを考えていたのか……。 そういったことはほとんど考えない。

戦争を否定するのは簡単だし、そのようなことは馬鹿でもできる。
しかし、深く考えることは難しい。
善悪という単純明快な区分け以外の手段で、多角的な角度で「戦争」という事情を見ることは
難しいことだろうと思う。
けれど、本当に戦争のことを考えようと思うなら、私たちはより多くの角度、より多くの知識を
もって見る必要が、読み解き考える必要があると思う。

この作品は、そのための――すなわち善悪の問題を超越した戦争論として――の書籍である。










いつも通り、整理されていない文面である。

とにかく、だ。
機会があったらぜひ読んでほしい。文語体という、いまの私たちにとっては読みにくい
文体で書かれているが、ここには戦争を駆け抜けた若者の生の声があるから……。





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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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