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「マレーナ」

「ニューシネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」などを
手掛けたジョゼッペ・トルトナーレ監督の「マレーナ」について
紹介したいと思う。

音楽はこれまでコンビを組んできたエンニオ・モリコーネ。
ヒロインであるマレーナ役はモニカ・ベルッチ。
「パッション」でのマリアや、「アレックス」でのアレックスなど、
40代とはいえ、その美貌は見ごたえあり!


あらすじ:

第二次世界大戦下のイタリアのシチリア。そこで暮らす少年レナートは
マレーナという女性に一目惚れし、仲間と彼女を追いかける日々を送って
いた。彼女は若く、街の中で一番の美女だった。男たちは彼女に好意の
視線を送り、女たちは嫉妬のまなざしを。
ある日、彼女のもとにアフリカ戦線に出兵した夫の戦士の知らせが届く。
悲嘆にくれるマレーナ。だが、それから、彼女は街の男たちと密会をして
暮らすようになった。街の女たちは憎悪の念を抱くようになる。彼女に
恋心を抱くレナートは男たちと関係を結ぶマレーナに複雑な思いをする。
残酷な現実――好きな女性の淫らな一面――を知りながらも、レナートは
彼女への恋心を捨て切れず、またその心を打ち明けられずにいた。
ただ、「彼女を守りたい」という思いでいっぱいだった。

戦争が終わり、アメリカ軍が街にやってきた日。
街の女たちはマレーナのいるホテル――売春宿――に向かい、広場の前で
彼女に暴行を加える。殴られ、蹴られ、髪を切られ、無残な姿を大衆に
さらすマレーナ。そんな彼女を助けることのできなかったレナート。
彼女は街を去った。それと入れ違いのように、ひとりの男がシチリアにやって来た。
男はマレーナの夫であった。彼は片腕を亡くしただけで、戦士の報告は間違いで
あった。空き家になり、避難民によって占拠された我が家の惨状に嘆き悲しむ夫。
そんな彼に、レナートは手紙を通じてマレーナの居場所を告げる。彼には面と
向かって話す勇気がなかったのだ。

それから一年後、マレーナとその夫は街へ戻って来た。マレーナの顔にはしわが
でき、体は少し太っていた。以前の美しさはもうなかった。男たちの羨望も、
女たちの嫉妬も彼女に向けられることはない。

道でマレーナと出会ったレナート。しかし、彼女は彼のことを何も知らない。
レナートの恋は終わった。





映画は一時間半と短いが、かなり濃厚な作品。

「ニューシネマ・パラダイス」も「海の上のピアニスト」もそうであったが、
何ともいえない、どこかやるせないラストである。


この映画は少年レナートの視点で描かれており、作品のタイトルでもある美女
マレーナの心のうちというものはまったく見えない。劇中で彼女が歯医者や青年将校、
弁護士やナチス党員らと寝ていても、レナートはそれらをけがらわしい行為とは
思わず、「夫を失い、生きるためには仕方のないこと」として許し、美化すらしている。
そんなレナートを見ていると、好きな女の子を遠くからしか見ることのできない自分と
重なってしまった。
どんなに好きであっても、その思いを相手に伝えるとなると……とても難しい。
そこにあるのは、「好きな相手に拒絶されたらどうしよう!?」という思いである。


レナートはその恋を成就できぬまま、映画は終わる。物語の語り部は大人になった彼。
彼――大人になったレナートにとって、マレーナを見ていた日々は忘れられぬ青春時代
だったのだろうか。

















話はうってかわって、

この映画は全体的に切ないカラーにあるが、見ていてとても和めた部分がある。



レナートの父だ。


毎回、毎回、オーバーリアクションで息子を叱り、吠え、暴れるその姿は面白い!

さらに、ムンムンとしている息子にいらだち、彼を売春宿に送ってしまう!?
そこまでやるか? と思った。


しかし……その場面がまた凄い。

売春宿に行くシーンのあと、アメリカ軍が上陸するのだが、思うにこのシーンは
レナートの童貞卒業へのメタファーではないか、と。
映画では彼と売春婦とのセックスシーンはない。まぁ、少年の役者にそんなことを
やらせるわけにはいかないだろうし。
けど、アメリカ軍の上陸で歓喜する民衆、満面の笑みの少年(レナート)を見ると、
彼は売春婦と犯ったんだな~と思うほかない。
こういうところに計算というか、ロジックがあんだろかな、映画って!?






……どうでもいい話だが、日本語吹き替えだとレナートの声は阪口大助なんだなぁ。



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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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