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太陽の牙ダグラム(1)

今日から定期的に「太陽の牙ダグラム」についてのレビューをしたい。

(区切りは以前、販売されたDVDボックスの巻ごととなるんであしからず)



ということでまずは第一巻。






第1話
「光の戦士」

砂漠、朽ち果てた巨大なロボット――コンバットアーマー・ダグラム。
それを見上げる女性キャナリーはかつての仲間たちのことを回想する。

連邦軍タングーカー基地。この地に向けて補給物資を積んだ軍用列車が
向かっていた。その車内にはAPU通信社の記者ラルターフもいた。
彼は、太陽の牙(デロイア7ともいわれる?)というゲリラ・グループを
取材しており、彼らが列車を狙うと考えて従軍したのだ。

現れた太陽の牙は軍用列車を攻撃する。しかし、それは連邦軍の大佐、
フォン・シュタインによって仕掛けられたおとり=罠であった。
ダグラムと太陽の牙の面々の前に現れるコンバットアーマー部隊。
しかし、それらは太陽の牙の敵ではなかった。
連邦軍を撃退した太陽の牙はラルターフを伴い去っていく。

そのころ、ひとりの少女が大きな旅行カバンを持って太陽の牙が次に向かう
場所へ歩き始めていた。名前はデイジー。ダグラムのパイロットである
クリン・カシムの幼馴染(恋人?)である。

そして、クリンは、連邦軍――連邦政府のトップ、ドナン・カシムの実の
息子であった……。



第2話
「始まりの銃声」

デロイア星。フォン・シュタイン大佐はデロイア独立のために、
上司であるダンロック中将を射殺した。

そのころ、地球では連邦評議会をデロイアで行う準備を整え、
連邦評議会代表ドナン・カシムの邸宅ではそれに向けたパーティを。
そこには、ドナンの三男であるクリンの姿はなかった。彼はパーティを
すっぽかし、夜の港でデロイア人であるロッキーら暴走族(?)と一緒に
過ごしていたのだ。そこに現れるデロイア人排斥を叫ぶ謎の集団。

クリンも集団に襲われるが、バスクと名乗るデロイア人に命を救われる。
彼はドナン・カシムに会いたいと、ドナンの息子であるクリンに懇願する。
そして翌日、クリンの手引きによってバスクは空港へと入り、いつの間にか
姿を消す。不審に思うクリン。

ドナンらを載せたシャトルが出発しようとしたとき、突如現れたコンバットアーマー。
狙いはドナンのシャトル。しかし、警備隊の攻撃によって沈黙する。
かけつけたクリン。そこで彼が見たのは、無残な姿となったバスク。
そう、彼はコンバットアーマーに乗って父ドナンを殺害しようとしたテロリストだった。

クリンは衝撃を隠せなかった。昨日の夜、父ドナンを褒め称えた男がどうして
コンバットアーマーを奪い、テロを起こそうとしたのかを……。



第3話
「デロイアの動乱」

士官候補生であったクリンのもとに届いたドナン・カシム行方不明の報。
彼は単身デロイアへと向かう。そこではフォン・シュタイン率いるクーデター派による
クーデターが起きており、ドナンをはじめとする連邦評議会の面々は囚われの身に会った。

デロイア星・北極ポート(空港)にて、地球で会ったロッキーたちと再会するクリン。
しかし、ロッキーの態度は冷たかった。地球人であり、連邦評議会議長の息子であるクリンは
デロイア人であるロッキーたちとは立場があまりに違いすぎるのである。

クリンは、義兄であり、要人救出の任務の指揮官となったレーク・ボイドのもとを訪れ、
救出部隊の一員に志願するも断られる。そこに現れたクーデター派(反乱軍)の部隊。
敵はクラブガンナーと呼ばれるコンバットアーマーで基地へ攻撃を仕掛けてきたのだ。
応戦する連邦軍。飛び出したクリンは軍用トレーラーを使って敵を撃退する。



第4話
「実戦のコクピット」

地球に帰るよう説得をされるクリン。それを聞き入れようとしない彼は、デロイアの首都で、
父ドナンが囚われている首都カーディナルへと向かおうとするが、軍の検問に遭い、引き返す
ことになる。クリンは、ロッキーたちとともに軍の基地に向かい、カーディナルへ行きたいと
懇願するが、レークと、ドナンの秘書であるラコックはロッキーたちの同行を許さなかった。
デロイア人であるロッキーたちに不信感を抱いていたからだ。

再び反乱軍の部隊が基地を襲う。
飛び出したクリンは新型機ソルティックに乗り込み、敵部隊を撃破する。
マシンから降りたクリンを待っていたのは義兄レークの平手打ちだった……。



第5話
「戦時特例法205号」

クリンを置いて、レークたち要人救出の任を受けた特別部隊は基地を出発し、カーディナルへと
向かう。APU通信記者ラルターフも部隊に同行し、そこでラコックに詰問する。
彼は一連のクーデターの動きを不審に思っていたのだ。

一方、クリンは居ても立ってもいられなくなり、軍の基地からソルティックを奪い、レークたちの
あとを追いかける。

カーディナルへ一歩、一歩、近づくレークの部隊。部隊は反乱軍の襲撃を受け、ソルティック一機が
撃破され、パイロットは戦死する。苦戦を強いられる部隊。そこへクリンのソルティックが参戦し、
形勢は逆転する。だが、クリンは軍規を破った身。レークはクリンを逮捕しようとするが、
そこへ介入するラコック。彼は戦時特例法にてクリンを、欠員したコンバットアーマー部隊の
補充要員に推す。しぶしぶ承諾したレークはクリンを部隊の隊員に引き入れる……。







各話で気になったセリフ&感想



第1話:

「ここにあるのはバカ暑さと人殺しゴッコだけだよ」
(兵士のセリフ)

兵士たちに熱弁をふるう記者ラルターフに対して、兵士のセリフがこれだ。

すべての人間が理想のために戦争に身を投じているわけではない。
食っていくために兵士となって戦うものもいる。彼らはその類なのかもしれない。


ダグラムの第1話がほかのアニメと異質なのは、その冒頭。
いきなり、画面に現れるのは
朽ち果てたダグラム

ようするに、破壊され、動かなくなったということだ。

この時点で、視聴者はヒーローロボット(主人公)であるダグラムの末路や、
それに関わる登場人物の最後というものを知ることとなる。

掟破りではあるが、同時にインパクトのある冒頭部分である。


DVDのライナーノーツによれば、第1話はもともと「始まりの銃声」であった。
しかし、それでは物語が地味になるということから急遽つくられたのがこの話。
そのために後の展開や設定とはいくつか矛盾点が見られるとか。
例えばデロイア7という呼称。これが用いられるのは本話ぐらいだろう。





第2話:

「名もないデロイア人でも地球の政治家に期待しているってことを
知ってもらいたいからだよ」

(デロイア人テロリスト・バスクのセリフ)

これを言った翌日にテロ――真逆の行為である。

誰も地球の政治家には期待していないということだ。
それを露骨に言い表す言葉として、こういうものがある。

第3話:

「デロイア人の、それも地球の政治家と聞くと虫唾が走るんだ」
(ロッキーのセリフ)

これがデロイア人の、ソルティックを奪いテロを起こしたバスクの本音なのだろう。

そこには、遠い惑星である地球の人々に搾取されてきた歴史的背景がある。


この二つの話で、かなり細かいところだが「ガンダム」をはじめとするロボットアニメとの
差異がみられる。それはコンバットアーマー搭乗での部分だ。

第2話にて、ソルティックを奪ったバスクは操縦する前にハガキのようなものを機械に差し込んで
いるが、これはおそらくIDカードだろう。つまり、ソルティックをはじめとするマシンは
このIDカードを差し込まないと操縦ができないわけなのだろう。
これが従来のロボットアニメなら、登場人物がマシンの操縦席に飛び込めばあっという間に
マシンを操縦できるようになっている。おまけに一度も乗ったことがないだろうに、すぐに!
ダグラムでは、バスクにしろクリンにしろ、操縦の場面でそれなりの説得力が描かれている。

バスクの場合、ソルティックを奪えたのはいいが、うまく操縦できず、ジープに乗った兵士の
攻撃によって死亡している。ふつうなら、ロボットを操る人間のほうが優位なはずである。
なのに死んだ。それは彼が操縦に不慣れだからだろうか。

クリンの場合はどうか。
彼は士官候補生であり、第3話でも冒頭に操縦訓練の場面が描かれている。そのためか、
第4話、第5話では何の説明もなくソルティックに乗り、自由に操ることができた。

バスクとクリンとの差異は何かといえば、明らかである。
正規の操縦訓練を受けたか否かである。


……ただ、この点はあまりに細かな点なのでこれ以上は何も言わない。



第4話:

「男には、少なからず野望がありますから」
(クリンの母のセリフ)

この一言で、彼女が権力者の妻であることが分かる。
夫が囚われの身となり、息子がひとり戦乱のデロイアに行っているのに、
長男と次男は何の心配をしない。そのことに長女は腹を立てるが、クリンの母は
動じることなく、こういって諭す。
彼女はどういう人生を送って来たのだろうか。こういう台詞は一般の主婦には
そう言えまい。

話のラストでレークはクリンに平手打ちをする。その瞬間を見て、
「機動戦士ガンダム」にてアムロを殴ったブライトを連想したが、直後の
ラルターフのセリフがとても痛い。

ガンダムもそうなのだが、若者の暴走が上司の命を救ったのである。
本話の場合、クリンがソルティックに無断で搭乗しなかったら、今ごろはレークも
ラルターフも、ラコックもみんな死んでいたに違いない。

けれども、そういうことが分かっていても殴らずにはいられないのが人間である。
難しいところだ。



第5話:

「あなたの記事は常に我々にデロイアのことを教えてくれる」
(ラコック)

「私は真実を伝えようとしているだけだ」
(ラルターフ)

「私は事実を読み取ろうとしています!」
(ラコック)

カーディナルに向かう途中でのラコックとラルターフのやりとり。

ラコックはラルターフがゲリラと繋がりがあることを睨んだ上で彼の従軍を許可している
ようである。

最初のセリフはその痛烈な皮肉である。それに反論するラルターフの言葉も面白い。

事実と真実

果たしてどちらが重いものであるか。





とまぁ、第一巻はこの辺で。


(↑)Not even justice, I want to get truth!!!
真実は見えるか???

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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