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太陽の牙ダグラム(2)





第6話
「暁の救出作戦」

クリンはダーク曹長のコンバットアーマー部隊として、救出作戦に
参加することとなった。空を飛び、コンバットアーマー部隊は敵のいる
首都カーディナルへと降り立つ。
その頃、議事堂内では連邦評議会の面々はデロイアの独立を認めるか否かで
揉めていた。要求を拒否すれば、議長であるドナン・カシムをはじめ、その命は
反乱軍に奪われることとなる。だが、ドナンは首を縦に振ろうとはしない。
デロイアが独立し、デロイアと地球との国交(星間)断絶となれば、地球人類は
困窮することになるからである。彼はデロイア人が持つ地球人への憎しみを
知っているのである。

救出部隊は議事堂に突入、クリンは持ち場を離れ、議事堂の中へ駆け込む。
そこで彼が見たのは、父ドナンと反乱の首謀者であるフォン・シュタイン大佐が
一緒に座っている姿。そして、評議会委員が銃を突きつけられている光景。

ドナンは語る。すべては一部の連邦評議会委員の起こした陰謀であり、
フォン・シュタイン大佐はそそのかされてクーデターを起こしたと。彼の目的は
独立ではなくデロイアの州立化に過ぎなかった、と。

救出部隊の面々が、ラルターフが驚愕の色を隠せない中、ドナンの秘書であるラコックは
なぜか冷静であった。

かくてクーデターは終わりを告げ、デロイアは地球連邦の新たなる州へとなった……。



第7話
「ゲリラ狩り」

記者会を開き、ドナンは一連の騒動の発端と、首謀者らの免罪を約束するが、
各地で「ゲリラ狩り」と呼ばれる事態が起こっていた。クリンは父であるドナンに
不信感を募らせていく。そして彼は町でゲリラの人々が連邦軍によって虐待されている
現場を目撃する。クリンはその現場に割り込んだために兵士に襲われる。
身の危険が迫るクリン。その前にあらわれたジープ。そこにはラルターフと、
ゲリラ・独立派のリーダーと目されるデビット・サマリン博士が乗っていた。

アジトに連れて行かれたクリンは、そこでラルターフやサマリンらから事件の
真実を聞かされる。サマリンはクリンとともにある格納庫へ向かう。

そこにあったのは、新型コンバットアーマー・ダグラム。
デロイアの独立を願う人々の思いが結集したマシン……。



第8話
「裏切りのデロイア」

クリンは元クーデター派であった兵士ディオルの反乱を目撃する。
彼はロッキーの友達(恋人?)であるキャナリーの兄であり、フォン・シュタインに
呼応して反乱軍に加わった若者であった。だが、反乱がゲリラ狩りのための「口実」で
あったことを知り、クラブガンナーに乗って連邦軍に立ち向かったのだ。

しかし、連邦軍の攻撃によってクラブガンナーは大破。ディオルやゲリラたちは
戦死してしまう。その現場に来ていたロッキーは、クリンを見つけるや否や殴りかかる。

負傷したクリンは、父のもとへ向かい、ゲリラ狩りをやめるよう訴える。しかし、
それを聞き入れようとはしない。

クリンはゲリラのアジトへと向かう。ついに完成したダグラム。するとそこへ
連邦軍の部隊が押し寄せてくる。クリンは連邦軍に付けられていた。それによって
アジトの所在が露呈したのである。アジトは破壊され、ダグラムは奪われ、
ゲリラの指導者であるサマリンまでも囚われの身となる……。



第9話
「ダグラム奪回」

アジトが見つかったこと、ダグラムが奪われ、サマリンが軍に捕まったことに
自らの責任を感じたクリンは、単身で連邦軍基地へと向かう。

そのころ、ゲリラの一員となったロッキーはサマリンの片腕であるデスタンと
ゲリラの行動の在り方について口論を行っていた。ロッキーはデスタンと
喧嘩別れし、かつての暴走族時代の仲間とともに連邦軍基地へ。目的は
ダグラムの奪回、もしくは破壊。

基地の格納庫ではダグラムの調査が行われていた。
あらゆる機械の性能を落とす「Xネヴィラ」、それに対応したコンバットアーマーである
ダグラムの存在に連邦軍の技術者たちは驚く。その現場に立ち寄ったドナン・カシムは
捕虜となったサマリンと面会を果たす。ドナンの前でサマリンは徹底抗戦を訴える。

基地に潜入したクリン。彼はダグラムを奪い、基地内で暴れる。
そこに居合わせたロッキーたちはクリンに加勢。かくしてゲリラグループはダグラムの
奪回に成功する。和解するクリンとロッキー……。



第10話
「ガルシア隊参戦」

クリンがダグラムを奪取したことを受け、レークは後方勤務となった。ドナンによる
計らいであった。

フォン・シュタイン大佐は傭兵部隊「ガルシア隊」にダグラム追討を命じる。
ガルシア大佐率いる私兵集団で、各地で悪名を轟かせていた。

そのころ、クリンたちはゲリラの拠点であるボナールに向かうため、船を使って
運河を渡っていた。そこに現れた敵部隊。だが、それらはダグラムの敵ではなかった……。







各話で気になったセリフ&感想





第6話

「理想ではなく、感情がしばしば歴史を変えるのだよ」
(ドナンのセリフ)



THE・大物!
とでも言うべきセリフである。

まぁ、このセリフの言うとおりかどうかはあれだけれども、人間は理性よりも
感情を優先して行動することが多い。もともと人間は感情的な動物であり、理性はせれを
縛る、いわば鎖のようなものなのだから、いた仕方ないことか。


このセリフが象徴することは、デロイア独立がもたらすマイナス・イメージである。
ドナン・カシムがフォン・シュタインと組んで偽クーデターを起こしたのは、デロイア独立の
芽を摘むため。なぜなら、デロイアが独立すれば地球と断絶することは間違いなく、
それによってデロイアに資源を依存する地球人類が危機的状況に陥るから。

のちに出てくるサマリンのように独立を求めながらも平和的な思いを持つ人間がいれば、
ロッキーのように「地球人と聞けば……虫唾が走る」ような人間もいる。

だから安易に独立を認めるわけにいかない。たてえ独立を求めて民衆が蜂起しても。

一方の、つまりゲリラのリーダーである独立派・サマリン博士。

彼は第7話にてこのようなことを言っている。


第7話

「個人があってこそ、社会が成り立っているんだよ」(サマリン)

多数のために少数の――つまり個人の――権利が脅かされることは間違いである、
そういうことを彼は言っている。

独立しても、すべての人々に幸福がもたらされるかといえば、そういうわけではない。
多数のために少数が犠牲になることも仕方のないこととは分かっている。けれども、
いや、だからこそ彼はその考え――多数のための少数の犠牲に反発し、武力闘争を
行おうとしているのだ。

「どんな独立でも武力だけでは勝ち取れない。しかし、
武力なしで勝ち取ることはできない」



たとえ結果として不平等になるとしても、それを改善するための行動を最初から
放棄することは間違いだろう。だから、まずは独立によって地球と対等な関係を
目指し、そのうえでデロイア内での不平等を是正すればいい。
とにもかくにも独立運動ということか。



第8話

「政治というものは最大多数の繁栄を実現するために
行うものとわしは信じている」

(ドナン)

第7話におけるサマリンの言葉と反している。


彼の言葉はもっともであるが、はたして、少数の犠牲によって
多数の繁栄など――もっと単純にいえば幸せ――などあり得るのだろうか?

少数のために多数が犠牲になることを人々は良いとは思わないだろうが、その
逆もまた考えものである。


第9話

「まやかしの民主主義など欲しくはない
我々に必要なのは、平等への真の解放です」
(サマリン)

「不幸な結果になっても、ですか?」
(ドナン)

「それは民衆が決めることです!」
(サマリン)


ドナンとフォン・シュタインの仕掛けた芝居・ゲリラ狩りに対するサマリンの弁。

連邦評議会議長であるドナンにとっては、地球もデロイアも同じ人間。
けれども、デロイア人の代弁者ともいえるサマリンにとって、地球人とデロイア人は分かたれた
存在なのである。ガンダムでいうアースノイドとスペースノイドの区分けに重なる。


ドナンらのやり方はパターナリズム的な観点に基づいたもののように捉える事が出来る。
そのいわゆる「まやかしの民主主義」に対してサマリンは異を唱えているわけである。

一部の権力者があらゆる権限を持つことは民主主義ではない。民主主義とは、民衆
ひとりひとりが権利について、政治について考える制度である。

デロイアでの独立運動と民主主義とは表裏一体、切ることのできないものなのである。

……しかし、人類史を見れば明らかであるが、民主主義から何度も独裁者が登場している。

ローマの元老院と敵対し、のちのローマ帝国の礎を築いたシーザー、
フランス革命後、ロべスピエールらによる恐怖政治後に台頭したナポレオン、
民衆によって選ばれ、ドイツの総統となり世界へ戦いを挑んだヒトラー、


民主主義以外の政治制度でも、腐敗というものは必ず見られる、が、民主主義ほど
人々にとって理想的な政治制度はない。ゆえに民主主義の腐敗はほかの政治制度の腐敗よりも
その衝撃度は高いように思える。

仮にデロイアが独立したとしても、その後にきちんとした民主主義が訪れるとは限らない。


……そうやって色々と考えると、ゲリラ狩りという悲惨な、ある意味で残虐な行為を行う
ドナンやフォン・シュタインを完全に否定するのは難しい。
「まやかしの民主主義」によって、「“真”の民主主義」の腐敗が防がれているのか
しれないのだから。ただ、それはすべて推量形の――未来の問題である。

だから、サマリンはドナンに対し、こうも言っている。

「あなたが歴史の過去を代表しているように、
彼(クリン・カシム)は未来を代表している」




さて、
この回ではようやく――第1話(パイロット版?)を除いて――ようやく主役機である
ダグラムが活躍する。
第9話になってようやくである。
商業的な観点から考えてみて、かなりの賭けだと思える。

ロボットアニメの売りであるロボットを、それも主役機を出し渋っていたわけなのだから。






第10話

「君にクリンを討たせたくない」
(ドナン)



いくら義理とはいえ、息子同士が殺し合い、どちらかが死ぬようなことを
誰が望むだろうか。

ドナンは冷酷な政治手腕を発揮するが、彼とて「人」である。そういうのを
感じられるセリフである。



この回では、ダグラムを奪回したクリンやロッキーたちに武器が提供される。

Eガン、ビッグEガン。

ビームガンの一種であるが、彼ら以外でこの武器を持つものはいない。

連邦軍はみんな実弾のライフルが主武装である。

こういうところで、ロッキーたちと敵である連邦軍とのパラ―バランスを
微調節しているわけだ。

まぁ、でないとロッキーたちがたくさんの連邦軍と渡り合えるはずはない。





と、まぁ、第二巻についてはこれくらいにするかねぇ。


(↑)Not even justice, I want to get truth!!!
真実は見えるか???

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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