スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

太陽の牙ダグラム(6)





第26話
「振り向けば遠く……」

第2話から第7話までの総集編。
フォン・シュタイン大佐による連邦評議会占拠の場面が
新カット(?)として追加されている。



第27話
「戦場にきたデイジー」

APU通信記者のラルターフの助手として働くようになった
デイジーは、彼とともに太陽の牙を訪ねる。もちろん目的は想い人である
クリンに会うためである。しかし、クリンの態度は素気なかった。彼女が
戦場に来たことを好ましく思っていなかったからである。

取材のためにサマリンを訪ねたラルターフ。そこで彼はサマリンが近い将来に
連邦・デロイア州自治政府に対抗すべく臨時の人民政府を建てる話を聞く。
だが、サマリンはその詳細まで話そうとはしなかった。

一休みをする太陽の牙。そこへ敵部隊があらわれる。クリンはデイジーの制止を
振り切るようにして敵を撃退する。

クリンたちと別れたラルターフとデイジー。彼女は母から受け取っていた手紙を
捨て去る。まるで過去の自分と決裂し、新しい生き方を模索するかのように……。



第28話
「戦火の陰の打算」

別大陸・パルミナへ渡るためにサマリンと太陽の牙の面々はある都市のやって来た。
そこは大企業ネルオーダーによって発展を遂げたことから「ネルオーダー市」とも
呼ばれている。

ネルオーダー社は、RDカンパニーという地球系企業・資本の圧力を受けて苦境に
立たされていた。ネルオーダーの社長はゲリラへの資金援助をするかわりにある
条件を提示する。それは地球資本によって建設中の工場を破壊してくれ、というもの
であった。

民間企業を攻撃すれば、ゲリラ活動のマイナスイメージに繋がる。そう考え、
クリンたちは拒否を示すが、サマリンは承諾し、ネルオーダー社の協力を得る。

太陽の牙は目標である新工場を襲撃する。フォン・シュタインはゲリラの工場襲撃を
察知し、RDカンパニーに努めるロイル・カシムにそのことを伝えようとしたが、
ラコックにより止められる。彼には彼の思惑があったのだ。だが、フォン・シュタインは
そんなラコックの話を聞かず、ザルツェフに太陽の牙迎撃を命じる。

政争に巻き込まれる形となったことに不満を抱きながらもザルツェフは部隊を率いて
工場防衛にあたるも、結局、工場は太陽の牙によって破壊されてしまう。

太陽の牙は、工場破壊に正当性をもたせるため、マスコミの力を利用する。
ラルターフはそのための記事を書くことになる……。



第29話
「ラコックの策謀」

地球資本の工場破壊に成功し、資金を調達した太陽の牙は港に向かう。
その頃、ネルオーダー社では異変が起きていた。ボナールの財界から援助を受ける予定が
もみ消しの憂き目にあったのである。すべてはドナンの補佐官ラコックの策謀であった。
RDカンパニーに努めるロイルに恩を売るため、ネルオーダー社にさらなる圧力をかけた
のだ。ラコックは社長に問題解決をする条件としてサマリンらの乗る船の所在を教える
ことを要求する。ネルオーダー社長はその要求を渋々飲むことになる。

太陽の牙が辿り着いた港。そこはすでに連邦軍の罠が張り巡らされていた。彼らが乗る
船の船員は全員、連邦軍の兵士に入れ替わっており、船に乗ったら一網打尽のされる
状況が出来上がっていた。下見に訪れたナナシは、一緒にいたクリンに罠であることを
告げる。あらわれた連邦軍の部隊。その包囲網をなんとか破り、太陽の牙は逃亡する。

それから後日。
RDカンパニーはネルオーダー社と契約を結ぶ。それは苦境に立たされたネルオーダーに
とってあまりに不利な条件による契約であった。契約をこぎつけることに成功したロイルの
株は上がる。が、最も得をしたのはその裏にいるラコックであった……。



第30話
「パルミナへ渡る日」

パルミナ大陸へ渡る手筈を新たに整えたサマリンと太陽の牙一行。彼らは
ネルオーダー社の社長と会い、ネルオーダーがゲリラに対し資金援助を行えなくなったことを
知ることになる。だが、サマリンは怒ることなく、社長に同情の念を寄せ、別れを告げる。
一行はランベル港へ到着し、準備を開始する。

そのころ、連邦軍内部ではザルツェフを更迭しようという動きが出ていた。
原因はザルツェフとフォン・シュタインの対立、及びラコックの存在にあった。

太陽の牙の面々を乗せた船はついに出発する。目的地は新大陸・パルミナ。
そこへ連邦軍の追撃部隊があらわれる。クリンはダグラムに乗り、敵の攻撃を
退けることに成功する。ザルツェフはこれまでの作戦での失敗と、追撃作戦に
おける命令違反によって降格処分となる……。





各話で気になったセリフ&感想



第27話

「頼りになる男だがキレすぎる……」

(ドナン)



権謀術数を駆使するラコックを評してのドナンのセリフ。
本話では、太陽の牙はオマケ的な扱いで、ラコックやドナンといった
政治家による政治劇と、母親のこと・クリンのことで悩むデイジーの
心の動きに焦点が絞られている。

いっそのことラコックを主役にした方がいいのでは???
と思うほど、ラコックのキャラが立っている。

見どころ――とまではいかないが、
デイジーが太陽の牙の面々にコーヒーを渡す場面がとても面白い。
熱いコーヒーを手で汲み、飲み干すナナシの姿はまるで芸人。

てか、ナナシっていったい年齢はいくつなんだろかね???
謎のキャラである。ついでにナナシというのもなぁ・・・・・・。


本話で他に気になったセリフにこういうのがある。

「世の中は君が想像する以上に複雑なのさ」

クリンに対しての、ラルターフのセリフ。
彼は記者という中立的立場(?)でありながら、クリンに対してよく
教訓めいたことを言っているが、このセリフはあまりに重い。





第28話

「民衆の支持がない革命は成功した試しがない」

(ラコック)



どっかの革命運動家にいいたい言葉である。

このセリフを聞いたとき、ふたつのキーワードを想い浮かべた。
「日本共産党(第一次=戦前)」と「ブログ市長」である。
どちらも“革命”という言葉をスローガンに掲げながらも挫折と敗北に
沈み、終わった。

日本共産党は主にインテリで構成され、社会主義運動を唱えていた。
社会主義とは、簡単にいえば、労働者の立場を守るための政治思想と
いえる。だが、当時の日本共産党は労働者層があまりに少なく、
その活動方針や思想も非現実的であった。ゆえに彼らは崩壊していった。
その点については立花隆氏の著書を読んでいただけたら参考になると思う。



ブログ市長のほうはごく最近の問題なんで今更言うまでもない感があるが、
これも結局は有権者の支持を集められなかったがゆえに選挙で敗北した。
彼はマスコミに報道に対し、自身の敗因を「自治労とマスコミが原因」という
旨の発言をしたが、投票結果を見れば客観的評価はすぐ分かる。





革命だけではなく、大規模な運動というものは、その正当性を持たせるためには
ある程度の数と支持が必要である。それがなければ、勢いだけあっても容易に
つぶれてしまうのだ。チェ・ゲバラだって、キューバ革命後に各地で同様の
革命運動を起こそうとしたが、その末路は……。



本話でのラコックの発言にさらなる説得性をもたせるセリフとして
次の言葉を取り上げたい。

第29話

「いくら武力を以って制圧しても、
人の心まで変えることはできん」


(ドナン)



革命にせよ、統治にせよ、一番たいせつなことはそれを支持する側を
獲得し、かつ心を掌握することである。





本話はタイトルもあって、ラコックの行動がクローズアップされているが、
所々に各主要人物の細かい動きが見られるのが面白い気がする。

とくに気になるキャラクターがロイル。

カシム家のなかで最も顔がドナンに似ている!

けど、
性格はお坊ちゃん(切)

父に泣きつき、その補佐官ラコックにすがり寄る始末。
あとあとの展開を考えたうえで見ると、とても情けない。
でもって、その声を演じられているのが故 塩沢兼人というのが
なんともなぁ……。





第30話

「連邦軍も堕ちましたね。
階級章のバーゲンセールをやってるとは……」


(ザルツェフの部下)



本話も、太陽の牙は前座的な扱いで、メインは政治劇となっている。
その犠牲者となるのがザルツェフ少佐である。


扱いにくい――それだけの理由で、有能でありながら更迭される彼。
歴史でも同様のケースはある。もっとも、その場合は犠牲者はほぼ必ず
死んでいる。

思いついた例として、「項羽と劉邦」の物語でおなじみの韓信。
じゃれは劉邦の軍の将軍として項羽の軍勢と戦い、勝利を収めた。
劉邦が王座に就いたのも、彼のおかげといっても過言はない。しかし、
その劉邦から不信感を抱かれ、韓信は殺されてしまう。


フォン・シュタイン(及びラコック)とザルツェフの対立は
三国志演義の世界でいえば孔明と魏延のようにも思えてくる。







後にザルツェフがゲリラに加わるのも、この話があってのことか……。


(↑)Not even justice, I want to get truth!!!
真実は見えるか???
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

↓↓ポチッとな↓↓
QRコード
QR
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
372位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
177位
アクセスランキングを見る>>
最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
お気に入りリンク集
Web page translation
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。