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太陽の牙ダグラム(11)





第51話
「見えはじめた亀裂」

パルミナのいち補給基地であるウルナ基地、
その基地司令官は、ゲリラを裁判なしで銃殺刑にかけようと
していた。だが、ひとりの兵士がその命令を拒否する。
ガボール・ザナ中尉である
銃殺刑は中断となり、ザナ中尉は処分を受けることとなった。
デロイア人兵士が多数を占めるザナ基地では上官に対する不満が
高まり、三人の兵士が脱走を行った。

クリンたちは次の作戦に向けての準備を行っていた。
そんな彼らは、連邦軍の兵士が追手に襲われるところを目撃し、
これを救助する。彼らはウルナ基地からの脱走兵であった。
ロッキーたちは脱走兵に不信感を抱き、厄介払いをしたい気持ちで
いたが、そこへ連邦軍のコンバットアーマー部隊があらわれる。

新型コンバットアーマー、アイアンフット。ダグラムと同じく
Xネビラ対応型で、リニアガンを装備した機体で、クリンはその
性能を前に苦戦、撃退するに留まる……。



第52話
「アンディ鉱山攻撃命令」

地球でのドナン・カシムの政治的行動により、ついに連邦軍の
アンディ鉱山攻撃が決定した。それは、アンディ鉱山が戦火の渦に
飲み込まれることを意味する。サマリンら解放軍の課題は、いかにして
無傷で全軍脱出するかにあった。

鉱山を経営する連邦三州の代表者たちは、サマリンらに早期立ち退きを
要求するが、サマリンとザルツェフの間に意見の対立が起きてしまう。

三日後、解放軍に対ししびれをきらした連邦軍の部隊がアンディ鉱山内へと
向かう。その報を知ったサマリンとザルツェフはそれまでの対立が嘘であった
ことを明かす。サマリンとザルツェフは解放軍の同志を逃がすためのおとりで
あり、解放軍は逃げ惑う市民に混じってアンディ鉱山の外に脱出していた。
サマリンらは茫然と立ち尽くす代表者たちと別れ、新たなる拠点へと向かう……。



第53話
「反撃の導火線」

新拠点グランデの地へと向かう解放軍たち。その彼らにある知らせが届く。
それは、ウラナ基地で反乱が起きたというものであった。首謀者はザナ中尉。
連邦軍の上層部――ドガ市のレーク・ボイド行政官は平和的な解決をのぞみ、
部下を使者として送るが、彼らは武装蜂起を止めようとはしなかった。

ついに、連邦軍の部隊が基地に攻撃を仕掛ける。そこへあらわれたのは
太陽の牙だった。解放軍は反乱兵に協力することを決めたのだ。
戦いは反乱兵と解放軍の勝利に終わり、ザナ中尉率いる反乱兵たちは
解放軍に加わることとなった。

反乱鎮圧に失敗したレークは、責任をとる形で行政官職を辞任。さらに
軍籍をも抜けるのだった……。



第54話
「再びドガへ向けて」

ウルナ基地を支配下に置いた解放軍。サマリンは同志に次の攻撃の
目標としてドガ市を宣言する。連邦の傀儡であるデロイア州に対抗すべき
勢力――人民解放政府の樹立のためには、ドガ市を勢力圏に収める必要が
あったのだ。

一方、連邦軍では各基地で連発するデロイア人系の兵士の反乱に頭を
悩ませていた。デロイアの連邦の主力は「8軍」で、彼らはこれまで
各地域の治安維持を行ってきたが、8軍はその半数がデロイア人で
構成されており、そのために地球人であるドナンは疑念を抱いていた。
ドナンは8軍以外の軍を投入することもやむをえないと判断するが、
そこへ待ったをかけるフォン・シュタイン。彼は、いま別の軍が
デロイアに参戦すれば、8軍内のデロイア人兵士がそれに不満を抱き、
解放軍に加わるかもしれないと考えたのである。

行政官不在のドガ市。そこへ、フォン・シュタインによって任命された
新たな行政官が着任する。フィリッツ・マノン中佐がその人であった。
彼は猛将と知られる軍人である。また、彼の着任と同じくして、ある
部隊が到着していた。その名を「24部隊」。

ドガ市へ進軍を開始した解放軍は連邦軍と対峙。敵を撃破する。
勝利に喜ぶ彼らの前に、青いソルティックが4機現れる。
「24部隊」である。24部隊とは、首都防衛のために編成された
連邦軍の最精鋭部隊であり、クリンの乗るダグラムは、その攻撃の前に
翻弄される……。



第55話
「戦略大地を奪取せよ」

24部隊の参戦によって進軍を一時中断する解放軍。そのころ連邦軍の
マノン中佐は、解放軍との決戦がスタンレー高原で行われるであろうことを
予見し、ウェーブ大地に砲台を設置、解放軍を迎え撃つ準備をはじめた。

偵察によって敵がウェーブ大地にいることを知った解放軍。このままでは、
そこを通過する味方の部隊に損害が出てしまう。そう考えたザルツェフは、
工作部隊(レインジャー部隊)を組織し、敵砲台攻撃へと向かわせる。
太陽の牙は部隊の援護をまかされるが、部隊員とキャナリーとの間に不和が
生じる。女であるキャナリーが戦うことを快く思っていないようであった。

ウェーブ大地に到着した太陽の牙と工作部隊。24部隊との交戦や敵の
防衛部隊の猛攻によって工作部隊は全滅するも、砲台はすべて破壊され、
解放軍は勝利した……。









気になったセリフ&感想



第51話

「銃の引き金なんて、誰が考え出したんだろう」

(クリン)



レークに対してサマリンが言ったあの言葉を彷彿させる、
とても悲しいセリフである。


この物語の登場人物のほとんどは、好きで戦争をやってはいないのだ。
哲学や心理学の本などでは、よく「人間は好戦的な性格」と書かれることが
多いが、本能的にそうであっても、理性はそうではない。そして、人間は
理性によって行動する生き物である…。

誰が好きで戦争なんてするのだろうか??


けれども、戦争によってしか、戦う事でしかあらわすことのできない
思いや気持ちというものがある。

・・・難しい問題だ。




第52話

「勝利への真の力は、人の心の中から
湧き上がるもののはずです!!!」


(サマリン)



戦術論などにおいて、兵力差や兵器の性能などがよく
取り上げられることが多いように思えるが、それ以前に、
戦う者の士気(モラール)が高くないと、戦いには勝てないだろう。

しかし、このセリフがザルツェフとの“狂言”にて出てくるのが
また笑える。

この回はアンディ鉱山内でのサマリンと鉱山代表者たちの政治劇が
メインであるが、サマリンらによってまんまと騙される代表者たちは
とんだお笑い者でもある。

彼らはあのあとどうなったのだろうか…? 少し気にもなる。




第53話

「我々は地球人ではなく、デロイア人なのです」

(ザナ)




ザナ中尉を演じるは鈴置洋孝氏。

無敵鋼人ダイターン3では主人公、万丈を演じ、
つづく機動戦士ガンダムではホワイトベースの艦長、ブライトを
演じたこともあるお方。

故人になられたのがとても残念。
生きていれば、ユニコーンで……これ以上は言わないでおこう。





第54話

「この子はまだ未成年なんです。
私がいただきます」


(ハックル)


反乱兵士がビリーにタバコをあげようとしたさい、ハックルが代わりに
受け取った場面でのセリフ。


笑いを誘うシーンではあるが、ある意味で倫理的でもある。


最近の漫画では、明らかに未成年であるにもかかわらず、酒を飲んだり、
タバコを吸ったり、性交をおこなうキャラがけっこう描かれている気がする。
「表現の自由」という観点からいえば、そういう描写をおこなっても
かまわないとは思う。だが、そういう描写が氾濫すればするだけ、未成年に
影響をあたえるわけだ。

だから、大人が子供の喫煙を阻止するこの場面は、そういう観点からして
意義があるとも言えるのだ。

……まぁ、あくまでそういう考えであって、私自身はどうでもよかったり
するのだけれどもね…。




本話にはあらたな敵として「24部隊」というものが登場する。
けっこう強いんだけれども次の次の話であまりにもアッサリと
死んでしまうのがとても残念無念でありまする。





第55話

「この戦争、いつまでつづくんだろう」

(キャナリー)



第51話でのクリンのセリフともリンクするが、
こういうところから各登場人物の疲労感や、やるせない思いというのも
感じられる。

本話ではどういうわけか、キャナリーの“女性性”が引き出される。
彼女はこれまで女とかそういうもの――アイデンティティーを捨てて
戦ってきたつもりなのだが、レインジャー部隊の兵士や砲台を死守する
連邦兵には彼女は“女”としかうつらなかった。

フェミニズムやウーマン・リブといった運動により、女性の権利は
たしかに解放されたが、それでも男は、どうしても女性と言う存在を
人間と言うよりも“女”として見てしまうのだ。だから、レインジャー部隊の
兵士たちはキャナリーの存在を茶化し、連邦兵は躊躇したのだ。
男は差別的な存在なのかもしれない。女性がいくら権利や立場の強化を
主張しても、男の中にある女性への潜在的な心証は変えられないのだ。



……とか、これ以上言い続けると、女性運動家とかそのたぐいに文句を
言われそうなので、ひとまずこの辺で(苦笑)



(↑)Not even justice, I want to get truth!!!
真実は見えるか???
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プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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