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若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?

ブックオフで買った森川友義氏の本についてのレヴューを行ってみたい。




内容:

端的に言い表すのならば、政治(とくに選挙&投票)に関する入門書。
若者が投票に行かないことで損をしていることを皮切りに、
政治における本音と建前、政治家の権力の実態、官僚組織の問題と
幅広い分野について記している。
この本における結論はこうだ。

投票所に行こう。
政治リテラシーを上げて、自分が最良と思う候補者を選出しよう。

(P186)

…はっきりいって、当たり前と言えば当たり前のことかもしれない。
しかし、当たり前であることがこのような本にわざわざ記されているとはいったい
どういうことなのか?




投票率が年々減少していっていることと大いに関係あるに違いない。




なぜ、投票に行かないと損するのか?

投票したって、それによって何かが変化するとは限らないではないか?





恐らく、そう疑問に思う人もいるだろう。






本書では、投票に行かないことで損をする理由を序盤において説明している。
かいつまんでいうと、


選挙は国民の税金によって行われる。

税金は日本国民が(半強制的に)国に納めるお金である。

選挙に行く=納めた税金を自分で使うということ

選挙に行かない=納めた税金がムダになるだけ


ということだ。





ひとりの一票によって物事がそう易々と変化するほど世の中は甘くないだろう。
しかし、票を投じないよりも投じた方が、少なくともマイナスにならなくてすむのだ。


…しかし、本書では“あえて投票をしない”という手段もけっして悪くはないと指摘している。
私の大学のゼミ教授の言葉を借りるなら、『政治的無関心という名の政治的関心』である。
投票をしないことで、政治に対する意思表示を行うという意味である。それはそれで悪くはないが、
損には違いない。


それと、政治家が福祉の充実ばかりを訴えている理由についても言及している。
若者の投票率が低いからに他ならないそうだ。一方、高齢者の投票率はそこそこある。また、彼らは
政治家にとっての資金源となりうる。だから、政治家はお金のために老人に近づき、老人が喜びそうな
政策をできるかぎり行おうとするのだと言う。実際、「福祉」「福祉」とかいってるし。その反面、
若者の就職問題などについての政策って、ほとんどなきにひとしいし……。



では、これは政治の問題であるかと言うと、それ以前に、投票に行かない若者が多いから、政治家は
老人ばかり相手にするのである。そう言う観点からも、やはり若者は投票に行く必要があるのだ。









本書は有権者の問題点や、彼らによって選ばれる政治家の弱さ、政治家以上に権限を持っている
官僚組織についても記しているが、ここではそのことについてのべない。あとは、本書を読んでからの
お楽しみと言う事で。



ただ、全体的な感想だけはまず言いたい。
この本が出版された時期は、ちょうど民主党が政権交代を果たそうとしていた時期である。
もし、この本を読むのならそれを前提に読んでほしいと思う。




それと、やはりこういう本を読むと、何でもかんでも「政治家のせい!」「官僚のせい!」という
文句をいえないなぁ、とも思った。もし、日本が全体主義or専制主義の国家であったなら、
国政の責任は国家と官僚にあるだろうが、ざんねんながら日本は民主主義国家である。
国民(=有権者)ひとりひとりに責任があるのである――1票に対する。

では、国民のうち、いったいどれだけの人がその一票に責任をもっているかというと……
それは投票率のデータが示すとおりである。

政治制度のシステムの問題点と言うより、それを運用する人間の責任ではないか、と思う。






政治をよくするのは、社会をよくするのは政治家や権力者ではない。民衆なのである。
サルトルのアンガージュマンを気取るわけではないが、積極的に政治について考える必要が、
意思表示をする必要があるのではないか。

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自分は行かない派です

日本は民意反映を感じさせるには人口が多過ぎる気がします。
せめて2000万人ぐらいだったらなと(笑)

Re: 自分は行かない派です

ドルチェさん。
コメントありがとうございます。

>日本は民意反映を感じさせるには人口が多過ぎる気がします。
>せめて2000万人ぐらいだったらなと(笑)

その意見、面白いです。けど、たとえ人口が2000万人でも、
たぶん「他の奴が投票するから俺しなくても……」となるんじゃないか、とも
思います。日本人は基本的に他力本願であり、と同時に揚げ足取りの気質が
あるような気がするので……。

もし政治をなんとかしたいと思うのならば、投票するよりも選挙に出馬する
べきかもしれませんね、お金があったらの話ですけれど(笑)
プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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