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「シルヴィア」

友人と「ドラゴンタトゥーの女」についての話をしていたとき、
自然とフィンチャー版で主演を務めるダニエル・クレイグの話になった。
(※このとき、私はまだ映画を見ていなかった――約1週間前の話である)

「俺には007のアイツがミカエルを演じるなんて信じられない!」
「そう? 原作まだ見てないけど、いい役者だよ」
「あんな野性味ある男が、知的なジャーナリストを演じられるはずないよ!」
「そりゃ、あんたが007でしか彼の演技を知らないからでしょ?」

なんて会話をしていた。
ぶっちゃけ、ハリウッドによるリメイクをそんなに期待してなかった。
だから、『シルヴィア』でのダニエルの演技をみたとき、私のそれまでの考えは
大きく変わった。友人の言ったとおり、私は彼の演技を007でしか知らなかったのだ。



ということで、
前置きはこのくらいにして、『シルヴィア』についてのレビューをはじめたい。





あらすじ:

1956年、アメリカからイギリス・ケンブリッジ大学に留学した女学生、
シルヴィア・プラスは、学業のかたわら詩を書いては同人誌に投稿していた。
あるとき同人誌を見てみると、なんと彼女の書いた詩が何者かに酷評されていた。
その男こそが、テッド・ヒューズであった。
シルヴィアはテッドの書いた詩に惚れ込み、二人はやがて交際するようになる。
そして交際して4ヶ月後、二人は結婚を果たす。

シルヴィアとテッドは、シルヴィアの両親が暮らすアメリカ・ボストンに引っ越す。
テッドは作品を書いて徐々に成功を収めるが、一方のシルヴィアはスランプ状態に陥っていた。
彼女は自分をさしおいて成功していくテッドに複雑な感情を抱き始める。テッドは彼女の
知らないところで浮気をしていた。

イギリスにもどった二人。だが、シルヴィアはあいかわらず詩を書けず、テッドは体裁を
繕ってはほかの女性と関係を結んでいた。シルヴィアの精神は徐々に病んでいく。

やがてシルヴィアとテッドの間に二人の子供が生まれる。しかし、家庭の不和はもはや
修復できない状態となっていた。夫の浮気癖に業を煮やしたシルヴィアは別居を決意する。
シルヴィアは夫と離れた事によってある種の“自由な感じ”をおぼえ、詩作を再開する。
友人の批評家に大きく評価されるが、なぜかシルヴィアの心は晴れなかった。
クリスマスの日、テッドはシルヴィアと子供のもとを訪れるが、彼が愛人と手を切らないことから
シルヴィアはテッドを追い返す。

テッドはシルヴィアを愛していた。また、シルヴィアもテッドを愛していた。しかし、
出会ったころの状態にはもう戻れないでいた。

ある夜、シルヴィアはテッドを招き、愛し合う。彼女はテッドに復縁を迫るが、
なんとテッドは愛人を妊娠させてしまっていたのだ。もはやどうすることもできないと悟った
シルヴィアは、二人の子供を残し、自殺を図る……。









期末試験後にリフレッシュしたいという思いでレンタルしたのだが、まったくの逆効果(泣)


救いのない、ストーリーの重さに心をやられてしもた。






本作は実話をもとにしたフィクションである。
シルヴィア・プラスは死後に『ピューリッツァー賞』を受賞した詩人。
テッド・ヒューズは桂冠詩人という、イギリス王室によって認められた詩人。

この二人の愛の物語が『シルヴィア』なのである。




幸せな日々を送りたい思いの(詩人としての名声をも求めている)シルヴィア。
詩のレベルの向上で頭がいっぱい、おまけにほかの女にすぐ目がくらむテッド。

お互いがお互いを愛しているはずなのに、どういうわけか“ひとつ”になれないでいる。

シルヴィアは悲劇的な死を迎えるが、見方を変えると、「解放された」とも読みとることができる。
生きていても、彼女が夫と和解できるチャンスはなかったのだ。




映画でシルヴィアを演じたグウィネス・パルトローは、『セブン』で主人公の妻を演じた女優。
ほかの映画での活躍は知らないが、本作の演技はとてもよかった。

時間が経過していくごとに、顔つきが病んでいってるのだ。
メイキャップによるところが大きいのだろうが、あの眼力――鬱々とした感情は役者の
力によって生み出された要素なのである。



彼女を精神的に追い詰めていく存在でもある夫・テッドを演じたのがダニエル・クレイグ。
この当時、まだ007に出ていない。そのこともあって、知る人ぞ知る俳優だったようだ。
(DVDの特典映像におけるスタッフ・キャストの反応を見ればわかる)

イケメン然とした髪型で、妻の狂気を目の前に「ジーザス!」と叫ぶシーンは思わず虜に
なってしもた! アクションだけでなく、繊細な演技もできる人なんだと感動。
友人の俳優を見る目が間違っていなかったことを思い知らされたと同時に、彼に対して
偏見を持っていたことをちょこっと反省した。


いやぁ、かっこいいよ♪











重いドラマ――映画であったが、見て損はなかったと思う。
シルヴィア・プラスという詩人がいることも知ったわけだし。

機会があったら是非、彼女の詩を読んでみたいと思う!!!


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Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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