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「ドラゴンタトゥーの女」

さて、今週の月曜日に見た「ドラゴンタトゥーの女」についてのレヴューを行う。






あらすじについては原作を紹介した記事を参照してもらえばありがたい。

ここでは原作との相違点やキャストについて触れてみようと思う。
原作の相違点として、気になった点は……



○冒頭の裁判の場面の簡略化

どうしてミカエルが裁判に負けたのか、ミレニアム編集部はどんな状態かが
ほとんど描かれていない。内通者の存在や、ミカエルが収監される場面もないので、
そこが物足りない感じもある。まぁ、物語自体はスマートに描かれているので、
見やすいといえば見やすいけれどもね・・・。


○女性遍歴

エリカとの関係をもう少しねっとりと描いたほうが、ラストの“あのシーン”が
引き立ったのではないか、と残念でならない。あと、これも本筋を考えると蛇足だが、
セシリアとの関係も描いてほしかったな。だって、ミカエルて結局のところ、
スウェーデン版光源氏(笑)でしょ? 色んな女性キャラと××してるわけだしさ……。



しっかし、衝撃的だったのが、ルーニー・マーラ演じるリスベットとのベッドシーン。

まさか、モザイク入るなんて思わなかった!!!

なんか、それまでの映像の勢いが殺がれた感じがするのだ。
けっして無修正でアレを見たいと言うわけではない。ただ、どうせモザイク入れるぐらいならば
最初から局部が見えないようなカメラワークにすればよかったのではないかと思っただけである。




○ハリエットとその周辺の顛末……


原作とスウェーデン映画版ではきちんとオーストラリアまで行くミカエルだが、
フィンチャーによるリメイク版(=本作)ではイギリス・ロンドンで物語の決着がついている。

そこで気になったのが、マルティン亡きあとのヴァンゲル家はどうなったのか? ということだ。
原作では戻ったハリエットによって立て直される予感が描かれるのであるが、本作では
ヘンリックとハリエットの再会によってヴァンデル家周辺の“ドラマ”が収束している。

また、リスベットの母親の存在が明示されていないため、彼女は最後までミカエルにくっついている。
彼女のハッカー仲間ともしっかりミカエルは顔を合わせている。






スウェーデン版に比べると、全体的にまとまりがあり、原作を読んでいない人も、
通読した人も楽しめる出来である。



ほかにも細かい点で相違点があったが、物語全体からみると、とるに足らない部分であったので、
ここまでにする。続いてキャストについて……。




まずは主役であるダニエル・クレイグ。


『シルヴィア』ですでに記したが、彼は007のようなアクションもできるが、
心の微妙な揺れを表現する演技もうまい。スウェーデン版のミカエルと比べると、
軍配はこちらの方にあがる。

ただ・・・個人的な感想をいうと、こんな映画に出るのもいいが、さっさと
007の新作つくってくれ、て感じ。




そして、主役以上に存在感あるルーニー・マーラ。
正直、彼女の略歴をみたときには期待できなかった。

スウェーデン版でのノオミ・ラパスの演技を越えられるはずがなかろうとも思っていた。

リスベットは特異なキャラクターである。そんなのを、出演作2、3本の、それも
境遇がまるっきり逆の――彼女はお嬢様系の女の子らしい――ルーニーがどのようにして
あの風変わりなヒロインを演じられようものか、と。


で、ふたを開けてみると……



リスベット、萌え(笑) 

                    でした。




パンフレットによると、スウェーデン版を意識して演技したと描いていたが、
ほんとうにその通りと言える。悪徳弁護士にレイプされる場面はノオミ・ラパスの
演技に似ていた。だが、その他は全然違う。原作で描かれるイメージに近いのだ。

役者のバックボーンも関連してか、どこか「演じている」という感じがないわけでもなかったが、
知性的な演技はあれで良いものだと思う。ノオミ・ラパスのリスベットには野性味と人間臭さが
あったが、ルーニー・マーラのリスベットは繊細だ。


とくにラストシーン。
スウェーデン版ではカットされた(?)あの切ない場面を完全再現している。
本作は社会派ミステリー&サスペンスといった側面も持つが、恋愛ドラマでもあるのだ。


自分の気持ちをなかなか思うように表現できないリスベット、
とりあえず色んな女と付き合っているミカエル。

二人の関係は「中学生かよ!?」と思うほど不器用な位置にあるが、そこが
面白い。原作の良いところである。今回の映画はその部分をうまくあらわせている。



余韻の残るラスト――もう別に続編作らなくてもいいのでは? と思う出来である!

まぁ、親父を殺そうとした下りをポロっと台詞として言った時点で、次回作が
作られることは確約されているのだが……。その点が映画版の悲しき宿命というべきか。
原作にあった新鮮味がないというか……。






本作で彼女は本年度のアカデミー賞にノミネートされているのだが、どうなるのかな???















そうそう、あの刺激的なタイトルバックのことについて忘れてた。






映画の予告編での印象が強烈だったけれど、あの主題歌はもともと
レッド・ツェッペリンの『移民の歌』のカヴァーらしい。



歌詞の意味は

歌のタイトルでもある移民が戦いを止めさせるためにもがく物語…と解していいかな?



カッコいいサウンド! 不思議な歌詞……。


これを機会に、レッド・ツェッペリンを聞いてみたいなぁ、と思う。




















しっかし、あのセックスシーンは大胆だったなぁ。
良く見ると乳首にピアスしてたし、原作通りの肉づきだったしさぁ。

……ひとりで映画見に行って正解だったと思う(苦笑)

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Author:黒 紅 茶
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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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