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男たちの挽歌Ⅱ

さて、『ターミネーター2』に続いて、『男たちの挽歌Ⅱ』についての
レビューを行いたいと思う。



あらすじ:

親友マークを失い、刑務所の中で更生の日々を送っていたホーの下に香港警察の警部が
あらわれる。偽札組織の大物ルンを逮捕するためにホーの力を借りたいというのだ。
ルンはホーの師であり、現在は堅気として造船会社の社長を務めていた。ホーの弟で
刑事のキットは、偽札組織を逮捕すべく潜入捜査官としてルンに近づこうとしていたのだ。
キッドの妻のジャッキーとの面会で、キットが潜入捜査官をしていることを知ったホーは、
弟のために香港警察に協力を誓う。

刑務所から脱走したと偽り、ホーはルンと再会する。だが、ルンはホーに刑務所に戻るよう
説得する。ルンは完全に偽札稼業から足を洗い、堅気として一生懸命働いていた。だが、その
彼に陰謀が迫る。ルンは敵対する企業に会社を乗っ取られようとしていたのだ。パーティの席で
その男に呼び出されたルン。だが、彼の目の前で男は殺害され、ルンは汚名をきせられてしまう。
すべてはルンの部下コーの仕組んだ罠であった。ルンはホーの恩人であるキンのつてを得て、
ニューヨークで神父として働く旧友サムのもとに逃れる。

ルンにはペギーという一人娘がいた。キットは名前を偽ってペギーに近づいていた。だが、ルンが
殺人事件で香港を追われたことで、自分が潜入捜査官であり、捜査のためにペギーに近づいていたことを
話してしまう。キットに好意を寄せていたペギーはショックをおぼえる。キットの家に匿われたペギーは
彼の家を抜け出し、コーのもとへ向かう。コーが事件の黒幕であることを知らないペギーは、コーの部下の
殺し屋によって殺害されてしまう。

ニューヨークに逃げ延びたルンは、教会で生活を送っていた。そんな彼のもとに、コーは手下を送り込み、
ルンの暗殺を企てる。生き残ったルンであったが、娘の死と、目の前で旧友のサムたちが殺されたことで
深い精神的ショックを得て、警察所に放り込まれる。その彼を警察署から救いだしたのは、ホーの今は
亡き親友マークの双子の弟“ケン”であった。
ケンはニューヨークのレストランで店長として働き、地元のギャングと面倒事の真っ只中にあった。

ケンはルンの心を取り戻すために必死で彼に食事をとらせる。そんな彼らの命を狙ってギャングが
あらわれる。ギャングとの銃撃戦の中で、ルンは正気に戻り、ふたりは香港に向かう事に。

一方、香港では、偽札組織を捕えるためにホーはコーと接触をとっていた。キットも別の手段を利用して
コーの組織と接触するも、キットが潜入捜査官であると見抜いたコーは、ホーにキット殺害を命じる。
素性を知られぬために、弟を銃で撃つホー。組織のメンバーが居なくなったことを見計らい、ホーはキットを
病院に連れ込む。キットは命をとりとめることができた。

ホーとキットは、香港にやってきたルンと再会、彼を守ったケンに亡き親友マークの面影をみる。
四人はコーの組織を壊滅させるべく協力を誓う。コーは海外の偽札組織と通じており、ルンの造船会社を
ダミー企業として利用しようともくろんでいた。ホーは、ジャッキーが妊娠していることからキットに
しばらく行動を控えるよう呼び掛け、彼はルンとキン、そしてケンを連れて造船場へと向かう。
だが、そこにはコー一味の罠が仕掛けられてあった。造船場内はもぬけの殻で、コーの通報で警察が
押し寄せてきた。ホー達はなんとか脱出する。

コーの屋敷が怪しいとにらんでいたキットは単身潜入。屋敷の地下に偽札製造機があることを突き止める
が、殺し屋チャンに撃たれ、致命傷を負う。傷を負ったキットを発見したケンは、彼を車に乗せ、
病院へ向かう。だが、死が近いことを知ったキットは途中で車を降り、公衆電話を使う。
妻ジャッキーが無事に子供を生んだことを知ったキットは、子供の名前をつけ、やがて力尽きる。

最愛の弟を失ったホー。
ホー、ケン、ルンはそれぞれの思いを胸に、コーの屋敷を襲撃する。偽札製造機は破壊され、
殺し屋チャンと、黒幕であるコーは死亡する。激しい銃撃戦の末に戦いは終わった。
傷ついた戦士たちはかけつけた警官隊に微笑を向ける……。









前作の大ヒットで予算が上がったためか、銃撃戦の迫力が増している。おまけにニューヨークロケ!



本作でも物語の根底に『善と悪との戦い』がある。前作では善人になるため、堅気になるために
更生の道を歩むホーの苦難が描かれた。本作では堅気の道を歩むルンが転落し、
自らを転落に追い込んだ悪の象徴たるコーに復讐するドラマが形成されている。
ホーも、ケンもその復讐の加担者だ。
『復讐』じたいは善の行為ではない。しかし、物語において復讐は善の役割を持っている。

ホーも、ケンも、ルンも周りの幸せのために働いているが、コーのみ自らの私欲のために犯罪に走り、
大勢の人間を不幸の谷底に落としている。彼は殺されるべき存在なのだ。だから、ラストシーンでの
ルンとコーの善悪をめぐる対立が引き立つのである。
「悪人が救われると思っているのか!?」

主人公三人は復讐の鬼であると同時に、悪を倒すための正義のヒーローである!
だから、彼らが繰り出すオーバーキルも、その残酷さが薄れ、スカッとしたシークエンスとなるのだ。





本作の見どころは、なんといってもラストの銃撃戦!

キットの葬式から始まり、死装束で屋敷へ向かう三人。キットの血痕が色濃く残る壁を乗り越える
シーンは、撮り直しをしたのか、ルンを演じる役者の着地がなんか変で笑えるが、それ以降、画面は
血と暴力でうめつくされる。

ホーは敵組織の幹部をキンから与えられた刀で斬り殺すのだが、武器が日本刀なのに、その戦い方は
香港のアクション映画でよくみる殺陣である。それもそのはず! もともとホー演じるティ・ロンは
その手の映画のアクション・スターなのだ。だから銃を使うシーンよりも刀を振り回すアクションの方が
かっこよく見えるのである。

マークの双子の弟ケンと、殺し屋チャン(吹き替えではチャンと呼ばれていたが、名称不明??)との
一騎打ちの場面もかっこいい。二丁のうちの一丁の拳銃を弾切れを迎えたケンに渡す場面は、たんなる
悪役とはいえない、漢らしい感覚をおぼえる。
アニメ『カウボーイ・ビバップ』のラストシーンの、主人公スパイクとビシャスが一騎打ちする場面は
この場面からインスパイアされたのではないかと、個人的に思うが、他の方はどう思うだろうか???

ケンと殺し屋が銃を撃つまでの会話のないシーン。こういうのはアメリカ映画にはないものだろう。
ジュン・ウー監督による美的センスとでもいうべきだろうか……。
“美”というと「美しい」とかそういうニュアンスの語が連想されるが、ここでの美とはそういうものでは
ない。時代劇などにみられる“わび”“さび”に近い美的感覚の事である。


殺し屋にはまったく台詞がない。彼はここまでボスの命令に従う冷酷な殺し屋に過ぎなかった。
キットの命を奪ったのもほかならぬ彼なのだ。そんな冷酷な殺し屋が見せた仁義。


ルンがコーを追う場面も含め、尺にしてわずか2、3分程度のシーンだが、2時間近くの映画の中で
もっとも印象に残ったシーンである。








この映画に対する全体的評価は100点中80点というところか。
気にしなければどうということはないが、やはりケンの設定はあまりに無理があるのではないか?チョウ・ユンファのかっこよさは認めるが、無理に彼を出すのはどうか…と。

あとはラストシーンだ。せっかく戦いが終わったあとで、ニューヨークにいるケンの仲間が
映ったがために、戦いが終わり、静寂が訪れたというイメージが台無しなのだ。

あのラストシーンによって、傷ついた三人は≪死なない≫とでも暗に言いたいのだろうか?

だが、全体の物語の流れを汲み取ると、やはり彼らは死ぬべき存在なのだ。
彼らの死で復讐劇が幕を閉じなければ物語に締まりがつかないのである。



それと、映画のメインテーマを流すよりも、レスリー・チャンが歌う挿入歌『奔向未来日子』を
もう一度流すべきだったのでは???





一作目の主題歌以上に良い曲である。
YouTubeでこの曲の検索をかけてみると、韓国の動画がけっこう引っかかった。
韓国のオケによる動画もあった。

韓国人もこの映画の主題歌が良いと言ってるのだろう!



ターミネーター2の主題歌も良いが、レスリー・チャンの曲の方が好きな
黒紅茶だったりする(笑)





ということで、グダグダになったが、ここでいったん終わりにするかね♪


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Secret

映画

黒紅茶さんは、映画が結構好きなんですか?
これを見て男達の挽歌が見たくなってしまいました。ターミネーターも古いのは、見ていなくて
明日の土日に見ようと思います。

Re:

映画が好きじゃなければブログでわざわざ映画に
関するレビューなんて書きません(笑)

男たちの挽歌は…渋すぎますが、オススメです♪
プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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