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普通をだれも教えてくれない

今日(?)は、これを紹介して眠りにつきたいと思う。
鷲田清一のエッセイ集『普通をだれも教えてくれない』

このタイトルは、村上龍の小説の影響を受けてのものらしい。
エッセイとはいうが、著者が哲学者ということもあって、随所に
考えさせられるところがある。また、初版(?)が書かれた当時、
酒鬼薔薇事件という日本中を震撼させる事件が起きた。このエッセイ集では
そのことについて紙幅が多く割かれている。当時の哲学・社会学・心理学にとっても
衝撃的なものだったことはいうまでもない。




本の内容(文庫本・背表紙からの引用):
「普通」とは、人が生きていく上で本当に拠りどころとなること。ところが今、
周りを見渡してみても、そんな「普通」はなかなか見出せない。私たちが暮らす場も
大きく変わり、人と人との結ばれ方も違ってきた。自由で快適で安全な暮らし。それが
実現しているようでその実、息苦しい。時として私たちは他人を、そして自らを
傷つける。一体、「普通」はどこにあるのか? この社会の「いま」と哲学的思考とが
切り結ばれる珠玉のエッセイ集。

                                         解説 苅部 直


私には、普段から疑問に思う――極端にいってしまうと嫌いな言葉がある。
それは当たり前」「常識」だ。

実体がないし、人によってその概念の定義ないし拠りどころが異なる言葉である。
このふたつは、他者が自己を正当づけるためによく使用するが、私はどうしても
好きになれない。その言葉を使えば何もかもが許されるような雰囲気がある。
その雰囲気は、「自己責任」と同じようだ。エゴを他人に押し付けるような感じもして
嫌なのである。

本エッセイは、そんな私のようなヒネクレ者(笑)にも、いわゆる「普通」の人にも
お勧めできる一冊だ。


後日、紹介する予定のカール・ヤスパースの『哲学入門』でも似たような
主張があったが、鷲田氏は次のようなことを述べている。

哲学は市井の多くのひとたちのなかに生きている。多くのひとたちによって生きられている。
ほんとうに大事なものは何か、それをひとびとの生き方のうちに見つけるのが、哲学では
ないのか。それがすべてではないにしても、哲学理論を「発明」するのではなく、哲学を
「発見」すること、そして、生きられたそれを言葉や論理にして、多くのひとに伝えること、
そういう媒介者の役をつとめるのが、「哲学者」の仕事なのではないか……。

(64P)




前回のessaiでは、ソーシャルメディアによる人と人とのかかわりは結局のところ
電脳空間での――虚構の――かかわりに過ぎないのではないか、という趣旨の記述を
行ったが、補足を兼ねて言うと、それでも、「かかわりがない」よりかはマシである。

ブログは基本的に特定の個人による日記が多いが、私としては個人の情報を
垂れ流すこと――悪く言えば自慰行為――よりも、私がときおり尋ねる
「就活生に甘える社会人」のように、対話型ともいえるブログ形態、つまりそういう
関わりの場を設けることも重要なのではないか、と時折考えたりもする。

ソーシャルメディアの力を過信してはいけない。やはり、私は生の触れあいというものを
大切にしたい。だが、ソーシャルメディアによる、人と人との繋がり・かかわりというものも
一方で信じたい気もある。


本ブログは、自己紹介の記事のさいにも記したが、私のエゴによるものであるが、
私としてはこれを読んで何か思ってくださった方のコメントにはきちんと対応したいと
思うし、コミュニケーションもこれまで通りとりたいと思う。

ので、コメントよかったらどうぞ(笑)
誹謗中傷やわけのわからない宣伝コメント・謎のトラックバックは困るけれどね……。



まだまだ、参考文献は紹介したいと思うので、


とりあえず、今日(???)はここまで、で。
再見♪

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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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