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哲学入門(ヤスパース:著)

カール・ヤスパースがラジオ番組で行った講座を自身の手で書籍として
まとめた「哲学入門」について紹介したい。
(※哲学入門というタイトルの本はかなり多いので、今回はブログの記事タイトルに
著者名も付け加えてみた♪)




本の内容:

哲学の大家であるヤスパースによる、哲学のための入門書。
「哲学とは何か」という問いかけから始まり、著者の専門分野である実存についても
分かりやすく述べている。


この本を読む前に、ヤスパースの『哲学』(中公クラシックス版)から
読んだのだが…順序が違っていた。「入門」という言葉があるとおり、
今回紹介する本の方がひじょうに分かりやすかった(苦笑)


哲学についての入門書は数えきれないほど世にあふれている。
では、本書がすぐれているのはどのような点か?

まずは、当時の哲学の大家たるヤスパースによる「哲学入門」であること!


哲学や社会学といった種の学問は、分かりにくい本が非常に多い。
著者であるヤスパースは、分かりにくい学問を、できるかぎり平易な言葉を
もちいて解説しているのである。


もうひとつの理由は、本書がたんなる哲学の入門書に留まることなく、
「人間はどうあるべきか?」「なぜ哲学する必要があるのか」などの問題を
解説していることだ。本書は実存主義哲学の入門書という側面も秘めているのだ。

その点では、とても面白い本である。


読んでいて気になった箇所を引用してみたい。


哲学はあらゆる科学に先立って、人間が目ざめる場合に現れるのであります。
(P9)


哲学はいずれも自己を実現することによって自らを定義する。
哲学とは何であるかということは、私たちによって実験されなければならない
ことなのです。かくて哲学は生きた思想の実現であり、またこの思想への反省で
あります。あるいは哲学は、行為であり、この行為について語ることであります。
自己自身の実験からして、はじめて私たちは、世界の中において私たちが哲学として
出会うところのものを感得することができるのであります。
(P15)


私たちは自分で考えることによって真理に到達するのでありますが、しかしそれは
私たちがあらゆる他の人びとの立場に立って考えてみる という努力を
たえず続ける場合においてだけ、いわれることなのです。私たちは、人間にとって可能である
ことを学ばねばなりません。たとえ他人の思想を拒むとしても、他の人が考えたことを真剣に
なって考えてみることによって、自己自身の心理の可能性の領域がひろがるのであります。
あえて他の人の思想の中へ自分をまったく移し入れてみた場合にだけ、私たちは
知ることができるのです。
(P190)




哲学は難しい学問ではない。哲学は私たちの生活の至る所に
存在するということなのだ。

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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