スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「チャーリー」

約一週間ほど、チャップリンの映画を4作品紹介した。
チャップリンは喜劇王として知られる世界的なスターであった。
しかし、彼の素顔はいったいどのようなものなのだろうか???


それを描いたのが、リチャード・アッテンボロー監督による
チャップリンの伝記映画、「チャーリー」である。
主演は「アイアンマン」や「シャーロック・ホームズ」でも有名な
ロバート・ダウニー・Jr。音楽は「007」シリーズでおなじみの
故ジョン・バリー。

キャストには若いころのミラ・ジョヴォビッチやアンソニー・ホプキンスらも
出演している。偉大なる喜劇王の伝記映画ということもあってか、ビッグネームが
集結しているわけだ。




あらすじ:

ロンドンで母と兄と貧しい暮らしを送る少年、チャールズ・チャップリン。
母の代わりに舞台に出た彼は、多くの人々の拍手を受ける。ほどなくして
母親は発狂し、精神病院送りとなる。チャーリーの愛称で呼ばれるチャールズは、
兄シドニーのすすめで、カルノー一座という劇団に入ることとなる。

喜劇役者として早くも頭角をあらわした彼は、踊り子のヘティに恋し、
求婚するも、断られてしまう。チャーリーは巡業のために渡米。そこで
映画という新しい媒体と運命的な出会いを果たす。彼は映画会社からの
誘いを受けてハリウッドに行き、サイレント映画の俳優として活躍する。
そこで彼は、彼のトレードマークである浮浪者のスタイルを手に入れ、
何十本もの映画を製作する。チャーリーの兄シドニーは妻とともに
アメリカに引っ越し、弟のマネージャーとなる。二人は、自分たちの
境遇に不満を抱き、映画会社から独立を果たす。
撮影に対し、一切の妥協を許さない、完璧主義者のチャーリー。彼の映画は
次々と成功するが、母の精神不調や、想い人であったヘティの結婚の方が
チャーリーを悲しませる。

彼はハリウッドの社交界で、のちにユナイテッド映画の設立者となる
ダグラス・フェアバンクスらと知己を得る。チャーリーは凱旋のために
故郷のロンドンへと戻るも、そこで彼はヘティが病で死んだことや、あまり
人々に歓迎されていないことを知る。彼は故郷と決別し、アメリカで生きて行くことを
決意する。

サイレントからトーキー映画への移行期。映画界で活躍していたチャーリーは、
私生活でも世間を騒がせることとなる。三人の女優との結婚・離婚、母の、
ジョーンという女性との間に起きた裁判沙汰。それらはチャーリーの心を深く傷つけた。
このころから彼はFBIのフーバーから共産主義者と疑われるようになる。
兄シドニーからも何度も注意を受けるが、チャーリーは政治や社会に対する風刺を
映画のテーマに取り入れることをやめようとはしなかった。

名声を獲得しながらも孤独な生活を送るチャーリー。そんな彼は四回目の結婚で
ようやく心の平安を獲得する。ウーナ・ケリーがその相手であった。だが、
チャーリーは数々のバッシングによって逆境に立たされ、ついには家族ともども
アメリカから追放されることなる。悲しみに暮れるチャーリーであったが、
それでも生きてゆこうとしていた。

それから20年後。
年老いたチャーリーはスイスで家族とひっそり暮らしていた。そんな彼に、アカデミー賞の
運営委員会から手紙が届く。これまでの映画文化に対する貢献が認められ、特別賞が
授けられるというのだ。心に不安を抱く中、アメリカの地に降りたチャーリー。
会場では、チャーリーが製作・出演した映画のダイジェスト映像が流れ、聴衆の拍手と笑いが
響き渡っていた。暗闇のなか、チャーリーは壇上でひとり涙を流す……。










本作は喜劇王チャールズ・チャップリンをひとりの人間として描いた作品だ。
名声の裏で、様々な出来事に苦悩するチャーリー。ロバート・ダウニー・Jrはその心の
動きを上手く演じている。彼はある時期、演技派俳優として評価されていた。本作はその時期の
作品でもある。





本作には見どころや山場というような大きな場面はそれほどない。
物語はわりと静かに進行していくのである。まるでドキュメンタリーのようだ。
見る人によっては、とても退屈な映画かもしれない。だが、チャップリンの映画を
何本か見たことのある人、歴史や社会について興味ある人が見たら、とても楽しめる作品だ。

(チャップリンのオスカー受賞の映像↓↓)
http://www.youtube.com/watch?v=J3Pl-qvA1X8




裁判が原因で警察から逃げるチャーリーと兄シドニー夫妻。彼らが逃げる場面では、
『街の灯』の音楽が使われている。また、その場面の演出も、チャップリンの映画を彷彿させる
スタイルとなっていて、面白い。このほか、ところどころにチャップリンの作品のオマージュが
みられるのが特徴だ。ジョン・バリーによるチャップリン音楽のアレンジも、メロディは
そのままに、どこか上品な感じが足されており、聞きごたえは十分にある。
「007」シリーズにおけるダイナミックなサウンドは本作には存在しない。わりと
静かな音楽が多い。聞き手の心に迫るような鋭さはないが、映画の雰囲気にマッチしていて良い。





撮影や演出については、それほど気になったものはなかった。
悪い言い方と捉えられるかもしれないが、本作は平凡な映画といえる。
それは見る人を退屈にさせるかもしれないことをも意味する。
チャールズ・チャップリンに興味のない人にはお勧めできる映画ではない。




チャップリン映画を楽しむための副読本的位置にあるということだ。
悪い作品ではないが、それが全体的な感想である。



ブログランキング・にほんブログ村へ

(↑)清き一票と温かいコメントをください!!!
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

↓↓ポチッとな↓↓
QRコード
QR
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
492位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
225位
アクセスランキングを見る>>
最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
お気に入りリンク集
Web page translation
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。