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「ブルジョワジーの密かな愉しみ」

ルイス・ブニュエルの「ブルジョワジーの密かな愉しみ」を見た。
監督であるブニュエルは、シュールレアリズム映画の金字塔といわれる
「アンダルシアの犬」の監督として有名な人だそうだ(ちなみに筆者は未見)





あらすじ:

セネシャル、ラファエル、テブノ、その夫妻ら計6人は
晩餐のためにセネシャル邸に集った。ところが主人であるセネシャルの手違いで
食事は用意されていなかった。仕方なく各々はレストランに行くが、店では
店員たちが突然死した店長の遺体を前に悲しんでいた。食事にありつけない面々。

6人は集まっては食事をとろうとするが、テロ集団の襲撃や警察の緊急逮捕などの
ハプニングに見舞われ、何度も何度も食事を妨害される。夢の中ですら食事を
とれない始末となり……。








いわゆるシチュエーション・コメディというやつだ。



物語はいたって単純。食事をしようとするブルジョワジー(つまり金持ち)たちが
食事のたびにハプニングに見舞われ、食事をとれずに終わる。そのことが延々と
繰り返されるだけである。

論理性というものとかけ離れてて、デイヴィッド・リンチの作品以上に
わけがわからない。バラエティ番組のようなコントの連続。
だが、お洒落さや随所にみられるシュールな演出・描写がその繰り返しを飽きさせない。








麻薬の密売をする実業家と、それを狙う(?)共産主義者の女。
庭師に転職するキリスト教の牧師。
平然とマリファナを吸う軍隊の大佐。
紅茶も珈琲すらも飲めない貴婦人たち。
死んだ母親の幽霊の願いを受けて父親を毒殺した若い騎兵隊の中尉。
テーブルの下で隠れてハムを食べ、テロリストに発見されて銃撃される外交官。




それらは権力や社会への皮肉とも受け取れるが…どうだろうか?




リレーのように続く夢と夢。
何もない道を歩く主人公たち。




寸話に出てくる登場人物が死んだり、亡霊などが出てくることから
映画全体に死のイメージが内包されていることに気づく。













はっきりいって好き嫌いの別れる映画と思う。それはゴダール作品同様だ。
ハリウッド映画慣れしている人にはお勧めしにくいかもと。


(例外はあるが)ハリウッド映画はダラダラとしていても、とりあえず
映画を見れば物語の流れがわかる。つまり、単純明快ということだ。
終わり方も基本的にはスッキリ(というかザックリ?)してるし・・・。


ところが本作の場合、物語の流れそのものは単純でありながらも、
流れと関係のない台詞やシークエンスが随所に挿入されていて、見ていると
どんどん何がなんだか分からなくなってしまう。
(それは他のフランス、否ヨーロッパ映画でもそうだ)



「この映画を見ているあなたはどう思う?」




そういうことを製作者から問いかけられているような気さえするのだ。







とにかく不思議な映画だった。
機会があれば、ぜひ「アンダルシアの犬」も観賞したいと思う。

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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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