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「悪魔のささやき」

精神科医であり作家の加賀乙彦氏が書いた「悪魔のささやき」について
紹介したいと思う。



本の内容:

殺人、テロなどの凶悪事件。それを実行する犯罪者。彼らを
事件に駆り立てるものを「悪魔のささやき」と評し、犯罪者と
その社会背景を分析したノンフィクション。
いわゆる犯罪者とそうでない人間(それを一般市民と定義するならば)との違いは何か……?

恐らく究極的には存在しないのだろう。

人間に犯罪――それも凶悪な行為を実行させるものを著者は「悪魔のささやき」と
定義している。それは理屈では決して言い表せないものである。
いつ、誰に悪魔差がささやいてくるのか……誰にもわからないのである。
それはつまり、いつどのような形で誰が犯罪者になるか分からないということでもある。
彼がいう悪魔とは、宗教の世界に登場する悪魔とは違う。それは行為をあらわす概念である。
そして、著者はいう。

少なくとも私たち人間の心のなかには、悪魔的なものが確固として存在している、と。
(P103)

著者は日本赤軍やオウム事件も、その「悪魔のささやき」が引き起こしたものと推察する。
実際に、そのどちらも真相というものはいまだに分かっていない。
なぜ日本赤軍は、ただでさえ人数が少ないのに雪山で仲間を惨殺したのだろうか。
なぜオウム真理教は地下鉄にサリンを撒いたのだろうか……。

どちらも納得できる答えというものが見つかっていない。

そして人間が起こす凶悪な事件というものは、その多くが理屈をもって説明することが
できないのだ。

今日の例でいうと大津市の中学生が自殺した事件である。
なぜ、いじめを行った彼らは同級生を自殺に至らしめたのだろうか?
理由はいまだに明らかとなっていない。「遊びでやった」という理由が、
はたして行為の説明となるのか――それすらも定まっていない。
ただメディアやネットの一部の人間は、手にした情報を自分の都合のよいように
解釈し騒いでいるだけだ。。。

人間というのは弱い存在です。自分が好きなもの、いいと思っているものは
否定されたくないし、自分の考えを平定するような情報より都合のいい情報のほうに、
つい目がいってしまう。さまざまな情報を公平に拾いあげ、それを客観的に弁別し
考察する方向にはなかなかいかないものなんです。

(P71)

誰も本質的な問題を考えようとはしない。とくに犯罪報道などについては
それが顕著である。本書はそのことへの警鐘の役割を果たしているといえる。

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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