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「人間について」

「愛と死」「ある微笑」に続いて紹介する本は、
シモーヌ・ドボーヴォワールの「人間について」



本の内容:

ジェンダー論を扱った「第二の性」の著者ボーヴォワールによる
実存主義的観点に基づいた人間論。人間はなぜ生きるのか、
人生の意味と何かといった問題が、文学作品などを引き合いに
出しながら次々と解き明かされていく……。
フランス実存主義の大家として知られるサルトル生涯の伴侶であるボーヴォワール。
(まぁ、厳密には複雑な関係にあるそうだが・・・)
その彼女は、フェミニズム運動に大きな影響を与えたことでも知られるそうな。。。



まず、読んだ感想をいうと

非常に分かりづらい

文体はわりと平易に思えたが、「超越性」をはじめとする哲学用語の数々には
悪戦苦闘するほかなかった――私の勉強不足ゆえだが。おまけにところどころで
文学作品や他の哲学者の言が引き合いに出されるが、それらがまた分かりづらい(泣)


とりあえずだが……
彼女が言いたいことは愛するサルトルの思想の補強ではないか?

それが第二の感想である。


実存主義とは簡単に言うと、
自分で人生を切り開く生き方
である。
(超訳「哲学用語」事典176Pより引用)



ボーヴォワールがこの本で言いたかったことは、その理論的な説明である。

彼女は人間が存在する意味。そして何のために生きているのかについて
このように述べている。

人間の存在は、物事の凝結した存在ではありません。つまり、人間は、
その存在を存在すべきなのです。瞬間ごとに、彼は自分を存在させようと
努力します。そして、計画というのがこれなんです。人間の存在は、
計画という形態の下に存在しているのですが、しかし、その計画は、
死に向う計画ではなくて、それぞれ異なった計画に向う計画なのです。

(新潮文庫版:P74)


咀嚼すると、多分こうだと思う。

人間は死ぬために生まれ生きるのではなく、何かを成し遂げるために
生まれ生きるのだ。そして人間の存在は、その行為と結果によって証明される。


こげな感じかな???


彼女はこれを述べる(つまり引用文の前の段階)前において、何度も
人間の「目的」というものについて触れている。彼女に言わせると、重要なのは
目的の達成(あるいは到達)ではなく、その途上なのだ。さらに、人間は
ひとつの目的を達成しても、さらに新たな目的をつくるものである。それもあって、
人間は目的達成に生きるのではなく、その過程に存在すると捉えているわけだ。

世界とわれわれとの関係は、初めから決定されているものではありません。
それを決定するのはわれわれです。しかし、何ごとであろうと、われわれは
勝手に決定するわけではありません。わたくしが追い越すもの、それは
つねにわたしくしの過去であり、そして、この過去のただ中に存在している
ままの客体なのです。

(P20)


そんな彼女はこういう。

人間が死ぬから、人間が終るのではありません。
(P70)

この言葉には無条件で共感できる。
つまりは、肉体的な死というものはあくまでも肉体的なものに過ぎないのだ。
その存在と言うものは、その存在を知る人の心のなかで生き続けるということである。
げんにボーヴォワールの言葉はこうして文章に表れている。

人間存在とはこのような形で生き続けるのであろう。






この本の中でとても考えさせられる箇所がある。
それは神と人間との関係について論じた箇所だ。

神は、信者が不信心者を虐殺したり、異教徒を焼き殺したり、
あるいは、異教徒の進行を許したりしていることを欲しているでしょうか?
戦争に行ったり、あるいは、講和を結んだりすることを欲しているでしょうか?
神は、資本主義か、それとも、社会主義を欲しているのでしょうか?
永遠の意志というものの、現世的で、人間的な面構えとは、いったい、どんな
格好をしているのでしょうか?

(P48)

オウム、9.11、イラク戦争といった事件のあった平成の世を生きる人々は
この言葉をどう捉えるだろうか???












さて、夕方のバイトの支度をしなければならないので、ここらで
打ち切るとするか・・・再見。


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ブログタイトルの“Of”は
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詳しくは「はじめに」を
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