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「夏の夜の夢」

ひさしぶりにシェイクスピア作品について紹介する。
作品名は「夏の夜の夢」。でも今はもう9月……は関係ないか(笑)
ということであらすじに入りたい。



あらすじ:

アセンズの公爵シーシュースはアマゾン女族の女王ヒポリタとの結婚を
控えていた。公爵に仕える貴族イージーアスの娘ハーミアは、ライサンダーという
若者と恋仲にあったが、彼女の父は公爵の饗宴係であるディミートリアスと結婚を
させようとしていた。あくまでもライサンダーと添い遂げたいハーミア。彼女は
親友であるヘレナに駆け落ちを打ち明ける。ヘレナはディミートリアスに恋を
しており、ハーミアに対して少なからず嫉妬心を抱いていた。

ヘレナは少しでもディミートリアスに認めてもらいたいという一心から、
ハーミアとライサンダーの駆け落ちを密告してしまう。ディミートリアスは
二人がいるとされる森へ急ぐ。ヘレナもそのあとを懸命に追いかける。
その森では、妖精の王オベロンとその妻で女王のタイテーニアがとあることが
原因で喧嘩をしていた。オベロンは妻を服従させるために一計を案じ、妖精の
パックに、目を覚まして最初に見たものに恋してしまう作用を持つ媚薬を持たせる。
オベロンとパックら妖精は、片想いに苦しむヘレナを気の毒に思い、ディミートリアスに
媚薬を塗ることにする。ところが、些細な手違いでライサンダーにも媚薬を塗ってしまう。

ライサンダーはヘレナに惚れ、ハーミアを愛さなくなる。そのことでハーミアはヘレナと
仲違いをする。媚薬の効果でヘレナを愛するようになったディミートリアスは、ライサンダーを
疎ましく思い、二人は決闘をすることになる。衝撃の事態にとまどう妖精たち。
当初の目的であったタイテーニアにも媚薬を塗るが、彼女は森に来ていたボトムという職人に
惚れてしまう。アベコベな状態で妖精も四人の男女も混乱するばかり。

オベロンらは四人の男女の関係を何とかするために、再び媚薬を使う。
ライサンダーとハーミアは再び愛し合うようになり、ヘレナとディミートリアスのあいだに
愛が生まれ、そしてオベロンはタイテーニアの呪いを解いて和解をする。
四人の男女を追ってかけつけたシーシュース公爵一行は、四人の関係に感動をし、
合同で結婚式を挙げることを提案する。

シーシュースとヒポリタ、ハーミアとライサンダー、ヘレナとディミートリアス。
六人の男女の結婚式。それを祝うための寸劇。妖精たちは人間たちの幸せぶりを
祝福し、妖精の王オベロンとタイテーニアは互いの愛を確かめ合う……。









ドタバタのラブコメディな本作はどのキャラクターも立っていて面白い。
物語の展開が登場人物の台詞からあらかじめ分かるという点も、ワクワクする。
例えば、森に入る前のライサンダーとハーミアの会話の場面において、ハーミアは
次のようなことを言っている。

誠実な恋人たちはいつも悲しい目にあうというのも運命のさだめなのだわね。
あたしたちもこの苦しさにじっと堪えてゆきましょうね。恋に物思いや夢や
溜息や祈りや涙がつきものなら、こんな悲しい運命もきっと恋にはつきものなんでしょうから。

(筑摩書房 世界古典文学全集より P210)

はたして物語はこの言葉通りに進行するのである。

妖精によるマヌケな手違いや、職人たちによる寸劇において繰り出される台詞の数々は
創作を学んでいる身には大変勉強になった。


第五幕、主人公たちが寸劇を観賞したあとの場面で出てくるシーシュース公爵の
言葉はたいへん意味深い。

どんな芝居でも要するに人生を映す影にすぎないんだ。
(P245)

これは、芝居(フィクション)が現実に対するメタファー(比喩)であることを示唆する
台詞ともとれるし、現実の向き合いかたを論じる台詞ともとることができる。





では、本作はいったいどのような“影”なのだろうか?


















なんて疑問符をつけたはいいが、とりあえずここまで。

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黒 紅 茶

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どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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