スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ゼイリブ」

「ザ・フォッグ」に続き紹介する作品は、「ゼイリブ」。
管理人たる黒紅茶が本作品を見たのはたしか中学生くらい。
そんなこともあってか(?)ほとんど内容をおぼえていない。
新鮮な気分でのDVD鑑賞となったわけである。てことであらすじに入る。



あらすじ:

職を求めてとある大都市にやってきた肉体労働者のネイダ。
工事現場の職を得た彼は、職場の同僚フランクと意気投合し、彼が暮らす
労働者仲間の居住地に住むこととなった。そこは生活空間としてはあまりに
最悪な場所であり、また加速する貧富の格差の象徴ともいうべき光景であった。
フランクは家族を養うための出稼ぎ労働者だが、彼は一部の人間ばかりが潤う
社会に強い不満を抱きながらも耐え忍び仕事を続けている身であった。

あるとき、ネイダは不思議なテレビ放送を目にする。それは正規の放送ではない、
“海賊放送”というべきもので、何者かによる電波ジャックであった。
放送に登場する男は、資本主義によって広がる社会格差への批判と、
人間が別の存在によって奴隷のように扱われている旨を声高に叫ぶ。だが、
テレビを見ている人間には男のメッセージは不快以外の何物でもなかった。
放送が終わったあと、中年の男が近所の教会にこっそりと歩いていくところを目にし、
気になってそのあとをつける。なんと教会内は謎の集団のアジトになっていたのだ。

謎の集団に興味をおぼえたネイダ。ある夜、彼は警察の大部隊が教会を襲撃し、
労働者仲間たちの居住地を蹂躙尽くす光景を目の当たりにする。翌日、居住地のあった
場所にもどると、そこはほぼ完全に一掃されていた。集団のアジトだった教会に入った
ネイダは、そこで小さな段ボール箱を手に入れる。その中には黒いサングラスが沢山
入っていた。苦労して見つけたものがサングラスだったことに半ばあきれながらも、
ゴミ捨て場のゴミ箱に箱を隠し、サングラスをかけるネイダ。

サングラスをかけて街をさまようネイダ。彼の眼に映るのは、扇動的なメッセージや
命令文の書かれた文字と、ひとごみにまぎれている骸骨顔のエイリアンであった。
ネイダが手にしたサングラスは、地球侵略を企むエイリアンと、その洗脳文字を
見分けることができる特殊なサングラスであった。サングラスによって地球が
エイリアンに侵略されていることを知ったネイダは、たちまち命を狙われることになる。
彼はテレビ局のスタッフであるホリーを人質にとり逃亡し、そのまま彼女の家に隠れる。
ところがホリーによってワインボトルで頭を殴られてしまう。逃げ出したネイダであったが、
彼女の家にサングラスを忘れてしまう。

指名手配の身となったネイダは、工事現場で働くフランクと再会するが、邪険にされる。
ゴミ捨て場からサングラスを手に入れたネイダは、フランクにサングラスをかけるよう説得を
試みるが、やがて二人は殴り合いをはじめることになる。ネイダによって無理やりサングラスを
かけさせられたフランクは、エイリアンの陰謀を知り、彼と共闘することになる。

安宿を借りて情報収集を続ける二人の前に、工事現場にいたギルバートという男が
サングラスをかけてあらわれた。彼はサングラスを開発したレジスタンスの人間で、
二人を組織の会合に招こうとする。夜になってネイダとフランクはレジスタンスのアジトに入る。
血気盛んだが、エイリアンを倒すための決定打がないレジスタンス組織。ネイダは建物内で
ホリーと再会を果たす。彼女はネイダが忘れたサングラスをかけたことで侵略の事実を知ったのだ。
そこへあらわれるエイリアンの部隊。総攻撃によってレジスタンスは壊滅する。ホリーとはぐれた
ネイダとフランクは、エイリアンの持つ腕時計型のワープ装置でエイリアンの基地に逃げる。

エイリアンの基地に潜入した二人は、エイリアンと手を組むことで富を独占しようとする
裕福な人間の姿を目の当たりにする。二人は知り合いの男と偶然出会う。二人は男を利用して
エイリアンの秘密を知る。基地の上はテレビの放送局となっており、屋上にあるアンテナの
電波によってエイリアンたちは人間になりすますことができるという。二人はアンテナを
破壊するために屋上へと向かう。その途中でホリーと偶然会い、彼女を連れて階段を上る。

ひとり屋上にたどりついたネイダ。そこへ銃を持ったホリーがあらわれる。彼女は人間を
裏切り、エイリアン側についたのだ。フランクはすでに射殺され、ネイダは孤立無援の
状態となった。ネイダはホリーを撃ち、アンテナを破壊するが、あらわれたヘリコプター部隊の
銃撃によってハチの巣となってしまう。

化けの皮がはがれたエイリアンたち。そして……。

















SF設定といい、社会風刺といい、面白いドラマなのにB級映画がために
一般にはそれほど知られていない(と思われる)作品だった。


人間社会に宇宙人が紛れ込むという物語はそれほど珍しいものではない。
「ウルトラマン」シリーズなどにもこの手のものはある。だが、そこに
社会性を盛り込む作品はなかなかないのではないだろうかと思ったりするがいかがだろか?

サブリミナル映像による洗脳をするエイリアン。
彼らは軍事力ではなく、経済的に地球を侵略しようとしている。貧富の格差を
はじめとする社会不安は、エイリアンの仕業によるものだというのがこの映画の世界であるが、
果たして絵空事として受け流していいものだろうか???


映画で描かれた貧富の格差は、当時の時代を象徴するものである。
「ウォール街」などで描かれたように、この映画が作られた当時はヤッピーというような
成りあがりや資本家たちがブイブイ物をいう時代であった。それはつまり、そうでない
人々が金と権力によって蹂躙されたということである(悲しいことにそれは今も続いている)
映画に登場する資本家たちは、自分たちの保身のためなら地球がエイリアンに支配されようが
いっこうにかまわないという腹もちである。現実の彼らとほとんど変わらないところが恐ろしい。
彼らにとって大切なのはなによりも金であり名誉であり権力なのだ。
(もちろん、全部の資本家がそのような人間ではないと思うし、思いたい!!!)



エイリアンの侵略手段はサブリミナル効果による洗脳。
何気ない看板や雑誌には、なんと「服従しろ」「お上に逆らうな」「考えるな」といった
メッセージが入り込んでいるのだ。メディア(媒体)に触れれば触れるほどに、人はどんどん
フヌケになっていくわけだ。彼らの侵略手段は時間がかかるものの、とても効果的なように
思える。また、彼らがこのような手段で侵略をすることから、少数で軍事的能力が低い
宇宙人だとも想像できる。

彼らの洗脳の最強道具がテレビである。至る所に「テレビを見ろ」という洗脳メッセージがある。
そういえばある時期、日本では「一億総白痴化」という言葉があった。これはテレビを見ることで
日本人がどんどん馬鹿になるということへの警鐘の言葉だ。

テレビは身近なメディアであり、娯楽だが、それは同時に人間を洗脳しやすい媒体ともいえる。
洗脳といわないでも、扇動をする道具としては使える。先ほどから何度も出しているサブリミナル
効果もそのひとつである。テレビがいうことにはけっこう嘘が多い。それでも、テレビが言ってる
ことをついつい鵜呑みにする人が多く居る。一時期流行った「納豆ダイエット」などを思い出して
ほしい。あのとき、いったいどれだけ納豆が売れたことか!?

今日、日本のテレビメディアでも様々な偏向報道疑惑があるが、それらは氷山の一角と
いえるだろう。

ここで言いたいのは、なにもテレビ悪玉論ではない。テレビも使い方によっては
人をじゅうぶん操ることのできる代物だということだ。


しっかし、エイリアンがロメロ映画を批判するラストシーンは皮肉がたっぷりと
あってよかったな~♪




資本主義やメディアへの批判を入れながら、エイリアンによる侵略を描いた本作。
これだけならば(あと予算があれば・・・)超大作としてやっていけるだろうに、
カーペンター監督は意味不明の場面を盛り込むことで見事、本作にB級マークを
つけている。これは例の格闘シーンとラストへの感想である。







あそこまで殴り合いを伸ばす必要はあったのだろかと不思議で仕方ない。あそこに
使う尺があれば、もう少しエイリアンとレジスタンスとの戦いや、エイリアンの恐怖性を
描けただろうに。




あと、あのラストの歯切れの悪さは微妙である。
ブラック過ぎて逆に笑えない・・・。

























映画を観終わったあとにふと新聞に目がいったが、
もしかしたら奴らは・・・・・。
























ふぅ。





















「ザ・フォッグ」以上に言いたいことがたくさんある作品だけど、
今日は疲れたんでそろそろ寝たい。明日は(というか、“も”)台風なのに
バイトがあるしね。てことで再見。

ブログランキング・にほんブログ村へ

(↑)清き一票と温かいコメントをください!!!
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

↓↓ポチッとな↓↓
QRコード
QR
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
395位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
190位
アクセスランキングを見る>>
最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
お気に入りリンク集
Web page translation
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。