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「サスペリア2 紅い深淵」

「アントワーヌ・ドワネルの冒険」を見終えて青春をしたい気分の
当ブログ人たる黒紅茶……。相手はいないけどね(泣)
まぁ、そんな思いを振り払うようにしてホラー映画を紹介したいと思う。

今回紹介する作品は、ダリオ・アルジェント監督の「サスペリア2」
タイトルからして「サスペリア」の続編と思われがちであるが、日本の配給会社が
勝手につけたタイトルで、原題を訳すと「紅い深淵」である。
ストーリーも、異なっているは言うまでもない話。



あらすじ:

舞台はローマ。とあるホールで、欧州超心霊学会主催の講演会が行われていた。
霊媒師のヘルガによるテレパシー能力は聴衆を魅了。そこで、ヘルガは聴衆のなかから
邪悪な人間の存在を感じ取ってしまう。その夜、アパートで講演会で感じたことを
メモしていたヘルガの前に刃物を持った謎の人間があらわれる。同じアパートの下階に住む
イギリス人ピアニストのマークは、泥酔していた友人カルロと広場で会話していた。彼は
そこからヘルガがアパートの窓際で惨殺される瞬間を目撃する。マークがかけつけたときには
犯人の姿はなく、通報によってただちに警察がかけつけた。
警察の取り調べから解放されたマークは、ある違和感をおぼえていた。部屋に
入ったときと出たときでは何かが違っているという感覚であった。ヘルガの部屋には
不気味な絵画が沢山壁に掛けられていた。マークはそのうちの何かが動かされているのでは
ないかと疑うが、警察は荒らされたような形跡がないと断言する。納得のいかないマーク。
彼はそこで女性新聞記者のジャンナと出会う。ジャンナは目撃者であるマークの写真を
新聞に掲載。マークは自分の存在が犯人に知られてしまったと思い、事件の真相を暴く
ことを誓い、ジャンナと協力関係を結ぶ。マークとジャンナは欧州超心霊学会の関係者である
心理学者のジョルダーニのもとを訪れ、講演会での彼女の様子について聞き込みを行う。
ヘルガは邪悪な人間の存在を感じ取ったさいに子供の歌を聞いたという。だが、有力な
手がかりとまでにはいかなかった。

マークは、精神的に不安定な状態に陥っているカルロの家を訪ねるが、家には彼の母である
元女優のマーサしかいなかった。マーサからカルロの居場所を聞いたマークは、カルロの
恋人マッシモの家に向かった。仕事をクビにされたこともあってかカルロはひどく疲れ
きっていた。彼はマークに対し、事件への深入りは危険だと忠告する。それからある夜、
マークの部屋に、子供の歌とともにヘルガを惨殺した“殺人者”があらわれる。
“殺人者”はマークを必ず殺すと宣言し、姿を消す。後日、マークは“殺人者”が
あらわれたときに聞こえた子供の歌と同じ歌のレコードをレコードショップで購入し、
ジョルダーニに聞かせる。ジョルダーニは、犯人が精神分裂症を抱え、発作的な衝動によって
無意識に殺人を犯すのだと推測する。透視能力の研究者であるマリオは、子供の歌に事件を
解くカギがあるのではないかと考え、「現代の幽霊伝説」という本を紹介する。本の物語の
モチーフとなった屋敷では、むかし惨劇があったといわれており、気になったマークは早速
著者のアマンダのもとを訪ねるが、アマンダは“殺人者”によって残忍な手口で殺害されていた。

調査の末、ようやくモチーフとなった屋敷を発見したマーク。屋敷に入った彼は、そこで
地の付いたナイフをもった子供と胸を刺された男の奇妙な壁絵を見つける。しかし、事件への
謎はさらに深まるばかりであった。マークの連絡を受けたジョルダーニは、アマンダの家を訪ね、
あることから彼女のダイイングメッセージを発見。帰宅した彼はマークに連絡をとろうとするが、
マークが聞いたという子供の歌とともに“殺人者”が襲撃、ジョルダーニは首を刺され絶命する。
ジャンナの家で休んでいたマークは、屋敷の古い写真を見て、あることに気付く。行く先のメモを
彼女宛てに残し、マークは再び屋敷に向かう。

屋敷についたマークは、隠し部屋の存在を発見し、進入を試みる。マークは隠し部屋でミイラ死体を
目にするがその直後、何者かに背後から襲われ気絶する。目覚めたマークは屋敷の外に運ばれ、
かけつけたジャンナによって介抱されていた。二人の目の前で燃える屋敷。真犯人に辿り着く
チャンスを失ったことにマークは落胆するが、屋敷の管理人の家で彼は管理人の娘が屋敷の壁絵と
同じ絵を描いているところを見る。娘は、近くの学校の図書館に置いてある絵を真似したという。

マークとジャンナは夜の学校へと入り込み、図書館の資料室を探す。そこで屋敷の壁絵と同じ絵を
発見する。その作者はなんとカルロであった。カルロによって腹を刺されたジャンナは倒れ込む。
カルロは友人であるマークを射殺しようとするが、間一髪のところで警察があらわれ、逆にカルロが
追い詰められていく。カルロは警察から逃走中、事故に巻き込まれて死亡。連続殺人事件は彼の
死によって解決されたかに見えた。

ジャンナの無事を電話連絡で聞いたマーク。彼はヘルガが殺害されたとき、カルロがそばにいたことを
ふと思い出し、ヘルガの部屋へ忍び込む。そこで彼は、違和感の正体を知ることになる。彼は鏡に
映った犯人の姿を見ていたのだ――そして犯人“殺人者”の正体は、カルロの母親であるマーサであった。
マーサは過去に衝動でカルロの父親を殺した過去を持ち、カルロは長い間母親のことをかばい続けて
いたのであった。息子の死をマークのせいと決めつけ、マーサは彼を殺害しようと刃物を振りかざす。
窮地に陥ったマークであったが、エレベータに身に着けていた首飾りがからまり、マーサの首は
エレベータの稼働とともに切断される……。














イタリアのヒッチコックと呼ばれるアルジェントの傑作。
本作の面白いと思える要素は三つ。

ひとつめは謎解き。
推理サスペンスかと思いきや、物語の方向はどことなくオカルト的である。
そして、最初の時点で観客には犯人の正体が提示されるというのが何よりもすごい。
こういうのを“映像のトリック”というのではないだろうか?

(ただ、犯人の犯行動機などの面は考えてみるとけっこう、強引な設定ではあるが・・・)

ふたつめはゴブリンの音楽。
彼らの音楽があってこその本作といえる。本作以前のサスペンス映画の音楽と
比べてみても、本作の音楽は異質である。恐怖映画の音楽というには、かっこいいサウンド。
繰り返される主題は忘れがたい。




日本のテレビドラマ「トリック」のテーマ音楽は、ゴブリンの音楽の影響を多分に受けたものと
思われるのだが、どうだろうか・・・?





そしてみっつめはやはり、殺人描写

私はこれを“3の法則”とよびたい。「13日の金曜日」などの
アメリカン・スプラッターホラーにおいては、“殺人者”が被害者を追いかけ、
凶器などで一発KOというのが定番であるが、本作における殺人描写はしつこい。

最初のヘルガの場合。
①扉を開けようとしたヘルガに斧を一振り。
②床を張って逃げようとするヘルガの背中に数発。
③窓に向かって助けを求めるヘルガの後頭部にとどめの一撃。

二番目の犠牲者・アマンダの場合。
①背後から鈍器でアマンダを殴打、アマンダは床に倒れ込む。
②浴室に逃げ、窓から助けを呼ぼうとするアマンダの顔を浴室の壁に打ちつける。
③バスタブに熱湯を入れ、熱湯にアマンダの顔を何度も浸ける。火傷で死ぬアマンダ。

三番目の犠牲者・ジョルダーニの場合。
①ジョルダーニ、背後から鉄の棒(火かき棒?)で叩かれひるむ。
②暖炉の角と机の角に何度も歯と口を打ちつけられるジョルダーニ。
③机に上体を乗せたジョルダーニの首筋に突き刺される刃物。

カルロの場合。
①逃走中よそ見をしていたところ、走行中のトラックに顔をぶつける。
②トラックのフックにひっかかり、道路を引きずられる。やがて頭を強く打ちつけられる。
③カルロの存在に気付き停車しトラック。瀕死のカルロは別の車のタイヤで顔面を潰される。

真犯人・マーサの場合。
①マークを殺害しようとしたところ、ネックレスがエレベータの鉄柵にひっかかる。
②マークがボタンを押したことでエレベータ稼働。マーサの首は締め付けられる。
③ついにネックレスがマーサの首を切断する。


・・・てな感じ。
文字で起こしても分かりにくいと思うのでぜひとも映像で確認を。
とにかく、殺人とそれが行われる前のスリリングな描写はすごい。
何度見ても(展開が分かっていても)恐ろしく、かつグロテスクに感じられるのである。




前述したが、ストーリーは正直、かなり強引であり、真犯人の判明においても
説得力というのは乏しい。それは本作が事件の犯人の特定よりも、その過程における
人間ドラマやサスペンス描写を重視した作品だからではないかと考える。
(というか、大半のアルジェント作品てその傾向じゃない???)

なお、本作のヒロインを演じたダリア・ニコロディと結婚したアルジェントは、
彼女の影響もあってオカルト・ホラーを手掛けることになる。それが「サスペリア」だ。

本作は「サスペリア」よりも前の作品(しかも、内容も違うのに!!)なのに、
続編のようにされているのが、ちと残念。邦題、何とかしてくれよ!!!!!





とりあえず、さいごにお約束の言葉だけ。

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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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