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「のぼうの城」

大学の合同ゼミである提案をして失敗して、意気消沈して、
後輩と飯食って多少の元気を取り戻したけれども様々な人間関係を思い悩み、
バイトの人員不足や卒論が完成しないことなど、変に鬱々とした日々を過ごす
当ブログ管理人の黒紅茶は、気分転換でレイトショーをみたそうな。

「平成ガメラ三部作」では世界に誇る特撮技術を魅せ、
「ローレライ」や「日本沈没(リメイク)」などをヒットさせた樋口真嗣と、
「ゼロの焦点」を監督した犬童一心がタッグを組んだ映画。
それが、これから紹介する「のぼうの城」である。



あらすじ:

戦国時代。石田光成は毛利輝元の高松城を水攻めで落城させた羽柴秀吉の
手腕に憧れを抱き、いつかは大きな戦の指揮をとりたいと夢を見る。
それから8年後。関白となり改名した豊臣秀吉は、最後の抵抗勢力たる北条氏を
討ち滅ぼすべく北条氏の本拠・小田原城攻撃のための準備をすすめる。光成は
秀吉から北条氏の支城である“忍城”攻撃の任を命じられる。兵力は二万。
狂喜する光成であったが、すべては「三献茶の男」と揶揄される光成の株を
上げるための、秀吉の取り計らいであった。秀吉は“忍城”の主である成田氏長を
味方に引き入れており、氏長は小田原城を守るふりをして途中で離反し、
自らの居城である忍城を無血開城する手筈を整えていたのだ。

成田家に仕える家臣団は主である氏長の対応を現実的と認めながらも
納得がいかなかった。彼らは武人として戦場で戦いたいという意思を
なかなか捨てきれずにいた。氏長は北条氏の命を受けて小田原城へと
向かうが、そこで思いがけない報を耳にすることとなる。なんと無血開城の
手はずだった忍城の面々が、豊臣軍と戦闘を開始したというのだ。

氏長には長親という従弟がいた。“のぼう”というあだなで呼ばれるこの男は、
貫録も武勇もないが、その優しい人柄は多くの領民から慕われていた。長親は
他の家臣と同じく氏長の命に従うつもりでいたが、成田家に降伏を迫ってきた
石田軍の軍師・長束正家の横暴な態度に怒りをおぼえ、戦に踏み切る。長親の
心変わりに戸惑う家臣団と領民たちであったが、やがて長親を総大将に祭り上げ、
忍城を守るために団結して戦うことを決意する。

二万の石田軍と五百の成田軍。圧倒的な兵力を持つ石田軍であったが、成田軍の
勇猛果敢な武将たちの活躍を前に苦戦をする。しかし、戦いを求めていた光成に
とってはまさにゲームであった。光成は秀吉が行った水攻め戦法の再現を行うことを
計画。忍城に逃げなかった領民らを金で雇い、忍城周辺に水攻め用の堤防を備える。
光成が水攻めを行うことを知り、光成に従う武将たちは武勲を得られないことを思い
意気消沈するが、軍略家としての才知の乏しい光成はそのことに気付かなかった。

城に迫る石田軍を押し返したことで成田軍の士気は上がったが、水攻めによって
忍城は大きな被害を受け、家臣団や領民たちの士気は急に下がっていく。水攻め作戦に
まったく動じる素振りを見せない元親であったが、顔見知りである領民の母子の惨殺死体が
船で流されてきたのを見て悲しむ。そして元親は水攻め作戦を攻略する策を思いついたと
叫び、準備を開始する。

夜。
石田軍の堤防の前に一艘の小船があらわれ、船の上の男が石田軍と成田軍の将兵が見るなか
田楽を踊りはじめる――男の正体はなんと、成田長親であった。光成らは長親の奇抜な行動に
驚きを禁じ得ない。ある一件以来、長親を慕っていた氏家の娘・甲斐姫は、長親の真意を
知って船を向かわせる。目の前の水上で敵の総大将が踊っていることを知った光成は、
部下に命じて元親を狙撃する。負傷する元親。その瞬間を目撃した成田軍の将兵の士気は
一気に高まり、石田軍の下で働いていた忍城の領民たちは石田軍の堤防を破壊する。
すべては元親が仕掛けた命がけの策略であったのだ。しかし、体勢が変わることはなかった。

どう転んでも勝ち目がないと悟った成田軍。元親の幼馴染であり丹波利英は領民を避難させ、
自らは潔く討ち死にしようと敵軍に突撃を図るも、それは意外な形で中止となる。北条氏の
本城である小田原城が、支城の忍城よりも早く落城したというのだ。北条氏の滅亡で戦う
意義を失った成田軍は石田軍に対し開城を承諾する。敵総大将の顔を間近で見たい光成は、
部下を連れて忍城へ向かい、長親らと対面を果たす。そして……。










沢山のエキストラが名優とともに活躍するそのさまは、かつての東宝・黒澤映画を
彷彿させる――伝統的なものだ。随所にみられる特撮場面は、さすが樋口監督と思う。
しかし、本作の見どころはそのシリアスなドラマにあると思う。

野村萬斎演ずる成田長親は、「バカ殿」のようなお下品さはないが、
まちがいなくバカ殿。彼によって喜劇的展開が繰り広げられるかと思いきや、
物語は意外にもシリアス。城をめぐる陰謀や戦闘シーンや津波の場面における残虐さは、
まるで反戦映画のような感じだ。それに史実に基づくとはいえ、最後の展開は切ない。
だが悲劇というほどドン底めいたものでもない。悲喜劇というべきだろうか?


バカ殿かと思いきや、意外と物事の本質を見据えている成田長親。
そんな彼に付き従う家臣団たちを演ずる俳優は、
佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充ら。
ヒロイン・甲斐姫を演じるのは某カップうどんのCMでもおなじみの榮倉奈々。


豊臣・石田軍のキャストもまた豪華。
石田光成を演じるは上地雄輔。その補佐役・大谷吉継は山田孝之が演じ、
成田元親を戦に踏み切らせた横柄な軍師を平岳大が演じている。そして、
豊臣秀吉を演じているのが市村正親。


その他のキャストも豪華俳優陣というべきもの。。。まぁ、ここでは省略する。





野村萬斎の存在感はかなり大きかったが、私的には上地雄輔演じる石田光成が
とても良かった。様々な登場人物のなかでも、もっとも狂気に満ちた人物だ。
戦争を前に喜ぶ表情の無邪気さは、悪役というカテゴリーからは漏れるが、
やはりそれに近い存在だ。だが、ただ無邪気さだけを備えているわけではない。

今まで上地雄輔というと、勝手なイメージだが、不良とかヤンチャなキャラばかり
演じる人というものが私のなかにはあった。
(「クローズZERO」とか「ROOKIES」とか、あと「ヘキサゴン」とか・・・)

本作の石田光成には、彼がこれまで演じてきたキャラがもつヤンチャな面、
無邪気さというべき面も確かにあるが、それ以上に真面目さ・道徳的面というのも入っており、
いちばん人間臭いキャラクターと思えた。和田竜氏による脚本によるキャラ作りによるところも
あるだろうが、彼、上地雄輔が演じたからこそ本作の石田光成像が出来上がったと思う。
この語の歴史の流れを見ていても、本作の石田光成というのは非常に説得力がある。

脚本についていうと、豊臣秀吉の台詞などに石田光成が数十年後に迎える“あること”を
連想させるものがあるが、こういうところにはニヤりとさせられた。その一方で映画ラストの
各登場人物のその後に対するナレーションは必要なかったようにも思える。あと、主題歌も
物語的には合わなかった気が・・・。時代劇のエンディングテーマがJ-POPというのは
なんか違和感がある。昔の時代劇映画とかであるもなかったし。











しっかし、迫力のある映画であった。。。





史実をもとにした物語というが、じっさいはどうなのだろうか?
機会があれば原作を読みたいし、もととなった史実を見てみたいと思う。

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飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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