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「009 RE:CYBORG」

ついさきほど、「009 RE:CYBORG」(3D版)を見終えた。
正直な話、期待していなかった。というのも、映画が公開される前に見た
あのキャラデザがどうしても気に入らなかったからだ。だが、それはまさに
食わず嫌いであったことを実感させられた。

サイコ~に面白かった!!!

そして、考えさせられた・・・。


てなわけで、いつものようにあらすじへと移りたい。



あらすじ:

2013年の現代。世界各地で高層ビルを狙った爆破テロが連続で起き、
世界はそのテロによって混乱を迎えていた。この危機を救うべく、
イスタンブールに拠点をかまえるギルモア研究所の所長・ギルモア博士は、
かつて世界平和のために戦った“ゼロゼロナンバーサイボーグ”を招集する。
003・フランソワーズと005・ジェロニモはある目的のために東京へ。

そのころ、002・ジェットと007・グレートはニューヨークのバーで
落ちあっていた。二人はお互いの祖国の政府機関の人間としての人生を送り、
ギルモア研究所とは距離をとりつづけていた。英国の諜報員となったグレートは、
米国国家安全保障局(NSA)に勤務するジェットに対し、連続テロの実行犯たちは
みな“彼の声”という謎の声を聞いて犯行に及んだことを告げる。バーを出たグレートは
謎の、黒服の男たちに追われる。彼らの正体は死体を利用して生み出された<ラザロ>と
いうサイボーグ兵士。そして、それらを開発したのはNSA。黒服の男たちを倒した
グレートであったが、彼は不思議な少女の姿を目にしたあと、消息不明となる。

中国のとあるコンビナートでは、006・張々湖が調査のために潜入活動を行っていた。
ここには国際海運会社SMOによってアメリカで起きたテロ事件の瓦礫が運び込まれていた。
SMOは軍需産業としての裏の顔をもつ投資ファンド・サムエル・キャピタル社と関係を
もっていた。また、サムエル・キャピタル社はNSAとも深い関係があり、ギルモア博士は
一連のテロ事件が、超大国としての復活をもくろむアメリカと、世界戦争によって利益を
得ようとたくらむサムエル・キャピタル社をはじめとした軍需産業による陰謀と考えていた。

六本木ヒルズの展望台。島村ジョーは高校の同級生・トモエと一緒にいた。
ジョーはここで“あること”をしようとしていた。だが、二人のいるヒルズにむけ、
アメリカ海軍の軍艦からミサイルが発射される。混乱するジョーの前に
怪力使いであるジェロニモがあらわれ、ジョーをヒルズの屋上へと追い詰める。
危険を感じたジョーは、そこで隠された記憶を取り戻す。彼こそは009。
“ゼロゼロナンバーサイボーグ”のリーダーであった。彼は有事の切り札として
記憶を消され、高校生として暮らしていたのだ。仲間であり、そして恋人である
フランソワーズと再会を果たしたジョーは、ギルモア研究所へ向かう。
一方、アメリカ海軍のミサイルが日本の六本木ヒルズを攻撃したことを知ったジェットは
動揺する。ミサイルを発射した下士官は「“彼の声”を聞いて」行動を起こしたというのだ。
それはアメリカ政府ひいてはNSAの“シナリオ”から逸脱するものであった。

イスタンブールでは、004・ハインリヒと006・ピュンマがギルモア研究所へと
向かっていた。考古学者としてアフリカで発掘作業を行ってきたピュンマは、一連のテロと
関係すると思われる情報を入手していた。しかし、ピュンマは街で見かけた不思議な少女を
追ったまま行方不明となる。ハインリヒは単身、研究所へ。

作戦会議を行う一同。ジョーはギルモアが唱える陰謀論を否定し、一連の事件に“彼の声”が
関係するのではないかと主張する。なんと、ジョーは記憶を消されているあいだに“彼の声”を
耳にし、六本木ヒルズで自爆テロを引き起こそうとしていたというのだ。ジョーの言葉に混乱した
ギルモア博士は、ジョーを拘束することにする。そんな矢先、アメリカ空軍の爆撃機が突如として
消息を絶ったという報告を聞くことになる。爆撃機はドバイに向かって飛んでいた。このまま
いけば、爆撃機はドバイを攻撃するかもしれないと考えたジョーは、001・イワンにある提案を
する。それはイワンの持つテレポート能力で爆撃機に接触するというものだった。ジョーは
テレポートによってイスタンブールからドバイ上空へと瞬間移動する。そのころ、ジェットも
爆撃機を追って空を飛んでいた。ドバイ上空でジェットとジョーは再会する。二人のあいだには
あることが原因で確執があった。対立する二人のまえで、“彼の声”に先導された爆撃機の
パイロットが、機体に搭載されていた核ミサイルを使用する。核爆発によって消滅するドバイ。
ジェットは間一髪逃げ延びたが、ジョーは生死不明となる。愛する恋人を案じるフランソワーズ。

ギルモア研究所に到着した004・ハインリヒは、ピュンマが遺した手記をてがかりに、
連続テロの背後に“彼の声”という謎の声があることを説明する。“彼”とは神であり、そして
神とは人間一人ひとりの脳の奥に存在するものという。それはまさに“見えない敵”であり、
防ぎようのない脅威というべきものであった。“彼の声”という不条理によって引き起こされる
連続テロという見方に納得のいかない一同。それは遠く離れたアメリカにいるジェットも同様で
あった。彼はNSAと協力関係にあるサムエル・キャピタル社に向かい、テロ事件の真相を
問いただす。社長であるサムエル・クラインは、“彼の声”のもと、世界秩序を破壊しようと
していることを告白する。ジェットはNSAの上司であるボイドに直訴するが、アメリカ上層部は
これまでのテロ事件においてアメリカ政府が関係していた事実を隠蔽するために、
ドバイでの核爆発をギルモア研究所のサイボーグたちに責任転嫁しようとしていた。ジェットは
NSAの<ラザロ>によって動きを封じられる。だが、不思議な少女の出現によって彼は窮地を
脱することとなる。

イスタンブールのギルモア研究所に大挙する<ラザロ>の大部隊。それはアメリカ政府によって
派遣された部隊であった。ハインリヒ、ジェロニモ、張々湖らは<ラザロ>の部隊に抵抗を試みる。
しかし、倒しても敵は増えるばかりであった。その危機を前に、なんと生死不明となっていた
ジョーがすがたをあらわし、<ラザロ>部隊を撃破する。喜びもつかの間、最悪のニュースが
一同のもとを訪れる――米海軍原子力潜水艦が世界に向けて核攻撃を仕掛けようとしていると
いうのだ。これまでのテロと同様、潜水艦の乗員も“彼の声”によって動かされていた。
ジョー、フランソワーズ、ハインリヒの三人は、イワンの力で米海軍イージス艦の甲板へ
瞬間移動し、またたくまに艦を占拠。艦に搭載されている迎撃ミサイルを駆使して、核ミサイルを
次々と撃ち落としていく。が、一機のみ撃破しそこねてしまう。ジョーは、自らの手で核ミサイルを
破壊することを提案。宇宙空間へと瞬間移動する。それは命をかけた行動であり、生存確率はゼロに
等しいものであった。ジョーは、かけつけたジェットとともに核ミサイルを追う。ところが、
負傷していたジェットは途中で力尽きてしまう。地球の重力に吸い寄せられていくジェットの姿を
目の当たりにしたジョーは涙を流し、“彼”よって引き起こされる不条理な悲劇に怒り叫ぶ。

夜空にふりそそぐ流星群。ジェットとジョーの活躍によって核ミサイルは消滅した。
フランソワーズはイージス艦の甲板で愛する人の無事を祈る。ジェットとジョーの運命は……。











戦う意味をうしなったサイボーグ戦士たちの哀愁。超越した存在を前に無力な人々。

本作はまさしく「サイボーグ009」であり、そして
「石ノ森章太郎」作品の映画版である、といえる。





言いたいことはたくさんある。とくに物語の哲学性については、少し時間をかけて
考えたいと思うので、別の機会にこの点は記事として更新したいとおもう。






ここでは、作品としてよかった点や残念に思ったことへの感想を述べたい。


<良かった点>
○ストーリー性
○作画
○サウンド


ストーリー性については別の機会に論じるとして、
作画のレベルははんぱなかった(キャラデザはあれだが…)。
細部まで作りこまれた背景はとてもカッコイイ。さすが、プロダクション・IGだ!
サウンドについては、劇伴担当は川井憲次。そして、SEはスカイウォーカー・サウンド!
戦闘シーンの迫力の高さは、映画館でしか味わえないものと断言できる。




<残念な点>
○初心者(「サイボーグ009」を知らない人)への不親切さ
○未昇華と思われる部分
○キャラデザ


本作はリメイクであると同時に、続編でもある。したがって、登場人物の関係や設定は
原作(過去作)からの踏襲となっている。つまりは、原作を見ておかないと分からない
部分がかなりあるということだ。それらに関するエクスキューズがないために、本作は
初心者にはとても難しい作品のように思える。せめて、映画冒頭に過去の戦いを少しくらい
描いてやってもよかったのでは?と残念だ。限られた観客しか見ることができないだろう。

そのことと含めて残念と思ったのは、ひとつはキャラクターの扱い。
006と007の失踪はあまりに唐突すぎる。そして出番も少ない。彼らはモブではなく、
「サイボーグ009」においては主役のひとりであるはずだ。扱いがぞんざいにみえる。
それに006に関しては、物語の鍵を握るかのような描写があったのに、そのことに
ついてはまったく触れられていない――もしかしたら、ノーカット版に色々と何か
あるのではないだろうか? それか、予算やスケジュールの都合で削ったのかもしれない。
とにもかくにも、あの二人の扱いのぞんざいさは残念。それともうひとつは、<ラザロ>や
サムエル・キャピタル社だ。このふたつの存在・要素からは「資本主義」や「命の問題」と
いうようなキーワードが浮かび上がる。じっさい、張々湖はそれをにおわせる台詞を
コンビナートの場面でいってもいるが、映画は“彼”のことばかりに傾きすぎている。
もう少し色々と考えるキーワードというかテーマがあろうに……。

そして、なによりも、どうしても馴染めなかったのがキャラデザ。
これはどうも好きになれない。とくにジョーについては、もう少し改善できたのでは?
原作を読んだことのある人間には、ちょっとな・・・。


まぁ、フランソワーズについてだけは       としよう。





人によって、かなり評価の別れる作品(とくに後半部の哲学性については)だが、
私にとって本作は期待以上の作品であった。来週までに、この作品に関する考察を
記したいと思う。それでは、再見。

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Secret

No title

こんばんは!
009見に行かれたんですね。私も見に行ったんですけど・・・

>006と007の失踪はあまりに唐突すぎる。
>そして出番も少ない。彼らはモブではなく、
>「サイボーグ009」においては主役のひとり
>であるはずだ。扱いがぞんざいにみえる。

同意です。
完全にモブ化してましたよね。

初心者の私にはちんぷんかんぷんでしたよ笑
そして、初心者の私にはキャラデザが全く気になりませんでした。
解説待ってます!

Re: No title

> こんばんは!
> 009見に行かれたんですね。私も見に行ったんですけど・・・
>
> >006と007の失踪はあまりに唐突すぎる。
> >そして出番も少ない。彼らはモブではなく、
> >「サイボーグ009」においては主役のひとり
> >であるはずだ。扱いがぞんざいにみえる。
>
> 同意です。
> 完全にモブ化してましたよね。
>
> 初心者の私にはちんぷんかんぷんでしたよ笑
> そして、初心者の私にはキャラデザが全く気になりませんでした。
> 解説待ってます!


いちおう、解説の記事をつくりましたが、
難しい映画でしたねぇ……。
プロフィール

黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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