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「007 スカイフォール」

もうすぐフライドチキン戦争に出兵する当ブログの
管理人たる黒紅茶・・・小倉の街はカップル&ファミリーだらけで
ほほえましいけれど、何か切ない。そんな気持ちを晴らしてしまおうと
紹介する作品は、007シリーズ50周年記念作品、
「スカイフォール」

007シリーズ(映画)の50周年記念作品として製作された本作。
一時はMGMの財政問題で映画製作が危ぶまれたが
(というか、これで何回目なんだMGMの危機は!?)
何とか日の眼を浴びることができた。

007ファンとして見るなら、も~う最高の作品と言える!!
しかし007の映画を一度も見たことのない――007を知らない人間がこの映画を見ると、
何が何だか分からない映画なのではないかとも思える。その意味で、本作はファンサービスの
映画として見ることをオススメする。
(※つまり、「カジノロワイヤル」と「慰めの報酬」を見てから観るべし!)



あらすじ:

英国諜報部(MI6)の“00”エージェント、
007=ジェームズ・ボンドは、殺し屋パトリスによって強奪された、
NATOの極秘情報が収められたハードディスクを追ってトルコの
イスタンブールを助手の諜報部員イヴと駆け巡る。やがてボンドと
殺し屋は走行中の列車の屋根の上で格闘戦を繰り広げることになる。
援護射撃を試みるイヴだが、ボンドと敵との距離が近すぎて射撃ができない。
だが上司であるMは、イヴに急ぎ発砲を命じる。弾丸はボンドに直撃。
91メートル下の川へと転落するボンド。ハードディスク奪還任務は失敗に終わり、
Mは部下であるボンドの死亡報告書を書くこととなる。
任務失敗から3カ月後。
英国情報国防委員会の新委員長となったギャレス・マロリーは、Mに
引退を勧告するが、彼女はそれを断固拒否する。MI6本部に戻ろうとした
矢先、Mのパソコンに差出人不明の奇怪なメールが届く。
「自分の罪を思い出せ」という文章。そして本部に辿り着いた直後、
彼女の目の前でMI6本部は爆破、6人の犠牲者が出てしまう。Mは
死亡した部下たちの前で犯人を突き止めることを誓う。そんな彼女の家に、
ひとりの男があらわれる――死んだと思われたジェームズ・ボンド。彼は奇跡的に
命をとりとめたが、失意からか遠くの地で酒浸りの日々を送っていた。だがテレビで
MI6本部が爆破されたニュースを知り、“00”エージェントへの復帰を決める。

ロンドン地下に設置されたMI6の新たな本部。ボンドはエージェントに復帰するため
訓練を開始するが、成績は思わしくなかった。マロリーはボンドもMとともに引退するよう
勧めるが、Mはボンドの復帰を許可する。MI6の頭脳で、若き武器開発担当者のQから
拳銃(ワルサーPPK・掌紋認証装置付き)と超小型発信機を渡されたボンドは、パトリスが
中国・上海に潜伏していることを突き止め、イギリスを離れる。
上海の高速ビルで暗殺の仕事を行うパトリスを発見したボンドは、パトリスを捕えて事件の
黒幕を突き止めようとするが、パトリスは転落死してしまう。だが、彼の所持品からマカオの
カジノ・チップを発見。手がかりを探してボンドはカジノへと向かう。ボンドを誤射したことに
責任を感じていたイヴは、再び彼の助手としてカジノでの任務に加わる。

マカオのゴールデンドラゴン・カジノに潜入したボンドは、セヴリンという謎の美女と出会う。
パトリスと関わりを持っていた美女から黒幕の正体を聞き出そうとするボンド。すると突然、
セヴリンは表情をこわばらせる。彼女は組織の黒幕によって売春宿から買われたが、内心では
黒幕を恐れていたのだ。ボンドなら黒幕を殺せると感じた彼女は、ボンドをアジトへの案内を
約束する。カジノ内にいた用心棒たちを倒したボンドは、セヴリンの船に乗り込む。一夜を
ともにする二人であったが、セヴリンの裏切りは組織にばれ、アジトのある島に辿り着くや
二人は一味に拘束されてしまう。捕えられたボンドの前にあらわれた黒幕の正体は、かつて
ボンドと同じくMI6に所属していたシルヴァという男であった。Mの香港時代の部下で
あった彼は、ある作戦で捕虜となった自分を見捨てたMを恨み、復讐しようとしていた。
MI6本部爆破もMに対する見せしめの行為であった。シルヴァは自分を裏切ったセヴリンを
ボンドの目の前で処刑。さらにボンドをも始末しようとするが、ボンドの無線機の信号によって
救援部隊が島を包囲。ボンドはシルヴァを捕える。

Mに対し、愛憎混じった思いを叫ぶシルヴァ。事件は黒幕の逮捕によって終わったかに見えたが、
数々の失敗によってMI6は政治的苦境を迎えていた。Mは参考人として英国政府の審問会に
出席することに。ボンドとQはシルヴァのPCを解析するが、そこには思いがけぬ罠が仕掛け
られていた。MI6の電子システムはシルヴァのPCから発信されたウィルスによって掌握され、
シルヴァは混乱のなかで脱走を果たす。警官に変装したシルヴァを追ってロンドンの地下鉄を
走るボンド。地下道にてシルヴァを追い詰めるが、そこには事前に爆弾が仕掛けられていた。
爆弾によって壁が破壊され、地下鉄の車両が落下する。危機を脱したボンドであったが、シルヴァの
魔の手は審問会会場にいるMに迫ろうとしていた。

審問会を襲撃するシルヴァ一味。マロリーはMをかばって負傷するも、元陸軍士官であった彼は
ひるむことなく敵に反撃をする。かけつけたボンドも応戦に加わり、シルヴァは逃亡する。
ボンドはシルヴァを倒すために危険な賭けに出る――Mをおとりにシルヴァをおびき出そうというのだ。
上層部に知れ渡ればボンドやM、Qらは主だった面々は責任を問われかねない。そんななか、上層部の
一員でもあるマロリーがあらわれ、ボンドのアシストをするようQらに命じる。

ボンドは“アストンマーチンDB5”にMを乗せ、スコットランドのとある場所へ向かう。
“スカイフォール”と呼ばれるその地は、彼の生まれ故郷であった。ボンドは、土地の管理人で
旧知の間柄の老人キンケイドとともに、自分と家族がかつて住んでいた屋敷に罠を張り巡らし、
シルヴァを待ち受ける。日が暮れ、スカイフォールの地にあらわれるシルヴァの部下たち。
ボンドらの反撃によって襲撃者たちは全滅したかに見えた。だが肝心のシルヴァは健在で、
ヘリコプターからの攻撃でボンドを追い詰める。ボンドは屋敷の地下通路にMとキンケイドを
逃がす一方、自ら囮となってヘリコプターから降りた敵を建物へと誘導する。ボンドの仕掛けた
ダイナマイトが炸裂し、彼の生家は吹き飛ぶ。地下通路から脱出したボンドはMらが逃げた墓地へ
向かうが、爆発から生き残ったシルヴァが先に到着してしまう。屋敷での銃撃戦で重傷を負った
Mを憐れむシルヴァは、どういうわけか拳銃で無理心中を図ろうとする。絶体絶命の危機。そこへ
ボンドが辿り着き、投げナイフでシルヴァにとどめを刺す。シルヴァの一味は全滅したが、
致命傷を負っていたMはボンドの胸のなかで息絶える。上司であり、母のような存在であったM。
ボンドは思わず、その死に悲しみ、そして涙を流す。

Mの葬儀が終わり、MI6は新体制となる。ボンドは新たなMの下で、
“00”エージェントとして任務につくことになる。Mの後任とは……?





しょうじき、007ファンとしては最高の映画だと思う。
だが、あえて辛口評価でちょっと感想をやってみたい。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


これまでの007映画は、どの作品からでも基本的に「007てこんなのか~!」と
理解できる要素があった(「一話完結」ならぬ「一作完結」)。原作はかなり
ハードボイルドタッチで描かれていたのに対し、映画でのこのシリーズは
娯楽スパイアクションとして仕上がっている。

ところが6代目ボンド=ダニエル・クレイグ主演のシリーズになると、まるでノーラン版の
「バットマン」
のようにダークな作風へと(というか原作への原点回帰?)変わる。
「カジノロワイヤル」ではボンドがいかにして“00”エージェントになったかが描かれ、
「慰めの報酬」はその続き――つまりボンドの成長が描かれることになる。
本作「スカイフォール」もまた、「カジノロワイヤル」と「慰めの報酬」の物語の続きで、
人物の関係や台詞の数々は過去2作品を知らなければ判らない要素が多々ある。

MI6や“00”エージェントの意味・必要性、ボンドとMの関係(擬似的な母子関係)などが
それらの例である。とくにボンドとMとの関係は本作での重要なファクターとなるため、過去の
二作品をきちんと見ておかないと感情移入ができないし、登場人物の行動についても
よく判らないまま終わってしまう可能性・大なのだ。初心者のためにも多少のイントロダクションが
あってくれてもよかったのではないかと、思えなくもない。
(製作者サイドは、「これまでの二作品とは関連がない」とは言っているけれどもね・・・)



次に<50周年記念作品>として見る場合……3つの点で残念だった。

ひとつはガジェットの少なさ。まぁ、映画の製作費じたいが全作よりも少なかったらしいから
仕方のないことかもしれないが、アストンマーチンやワルサーPPK以外にも復活させるものは
いくらでもあったんじゃないかと思えて仕方がない。
(例:超小型カッターや爆弾の起爆装置がついた腕時計、赤外線が透けて見えるサングラス、
ペン型爆弾、毒塗りダーツ内蔵のシガレットケースなど……)
アストンマーチンついでにいうと、バイクチェイスはあったがカーチェイスがなかったのも
残念だった。まぁ、爆破される最期はある意味で伝統的であったけれども(笑)

ふたつめは音楽。
サム・メンデス組の作曲家トーマス・ニューマンによるスコアは、単作としてなら
悪くないが、007シリーズの音楽として聴いてみると、少し物足りない気がする。
どうしてディヴィッド・アーノルドじゃなかったのかがとても残念だ。
「ボンドフリーク」を自称する彼の音楽が聴きたかったのに・・・。
それに、50周年を記念するなら、これまでの作品の音楽をアレンジしたものをいくつか
入れても良かったのでないかとも思う。「ジェームズ・ボンドのテーマ」も良いが、
「007のテーマ」や「ロシアより愛をこめて」のテーマなども入れてほしかったよ(哀)






あと、しいていうならシルヴァというのがただのサイコ野郎にしか見えなかったことや、
50周年記念作品の敵としてはあまりに小物だったのが・・・ね。
プロフェルドやストロンバーグ、エリオット・カーヴァやグレーブスなどに比べると、
何か物足りないのだ。せめて背後に「スメルシュ」の存在を匂わせておけば、少しは
奥行きがあっただろうに……。あれじゃ、ただの母が恋しい可哀そうなガキだよ。
ただし、ハビエル・バルデムの演技は良かった。。。






とまあ、なんか所々に「首をひねる」要素もあるが、おおよそ良作と言える。
てことで、ここからはマニアックに本作をどんどん見て行きたいと思う!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓



シナリオについていうと、これまでのシリーズの引用ともいえる箇所が多い。

冒頭、早速ボンドは生死不明となるが、この展開で思い出されるのは
「007は二度死ぬ」の冒頭シーン。

ボンドが現場復帰する流れというのは「ダイ・アナザーデイ」にもある。

強敵シルヴァが元MI6という設定は、「ゴールデンアイ」において
すでにある。しかもあちらの方が衛星兵器を掌握したという点で強敵。

MI6本部が爆破されるのも、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」
先にやられている。

ボンドガールが死んで号泣する場面も「女王陛下の007」で……。


という具合に、けっこう過去作品に似通った部分が多くみられる。
オマージュといえなくもないが、目新しさが少ないようにも感じる。

しかし、本作にはこれまでのシリーズで描かれることのなかった重要な
要素が入っている――ボンドの上司たるMについてだ。これまではあくまでの
信頼できる上司として描かれてきたMだが、本作では葛藤する上司として、
その内面描写に多くの尺が使われている。

登場人物の内面の描き方については、「さすが、サム・メンデス」と
言える! 「アメリカン・ビューティ」の頃からあった幻想的なカメラワークや
各登場人物の絡みは舞台のようだ。


部下をときに消耗品のように扱うが、そのことについて常に葛藤を抱えるM。
国に生命を捧げるために子供を持たなかった彼女だが、母性というものがたしかに
存在し、それが二人の男を魅了する――ひとりは悪の道に。もうひとりは、
彼女と同じく国に忠誠を誓う人間になった。

Mが抱える問題というのがよく描かれているが、Mのキャラクターの良さは、
ジュディ・デンチの素晴らしい演技があってこそのものなのだ。
本作のボンドガールは間違いなく彼女。
というか、もうひとりの主役というべきかもしれない。



そんなMの、まさかの殉職(という名の降板)。彼女の跡を
引き継ぐ人物が意外な方でビックリ。さらにマネーペニーも復活、
Qは若返ったとなると・・・早く続編が見たくなる気分となる。
「キネマ旬報」だったかの評で、ラストシーンを
「まるでタイムスリップしたかのようだ」と評価していたが、その通りだ。

ここで完結するのも悪くはないが、ぜひとも“あの面々”で続編を
つくってほしい。ついでにディヴィッド・アーノルドを復帰させて~~!!!
やはりジョン・バリーの後継者は彼しかいないよ!




てことで、グダグダな感じで終わるとする。
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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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