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「風の歌を聴け」

本を読んで映画を読んでの日々もあと何日続くことやら・・・。
もうすぐ上京だというのに実感がそれほどない、黒紅茶。

上京よりも睡魔のほうが早くに到達している。でも寝る前に
ブログを更新しようと思う。紹介するのは村上春樹の
デビュー作である「風の歌を聴け」




あらすじ:

この話は、1970年の8月8日に始まり、
18日後、つまり同じ年の8月26日に終わる、
主人公“僕”の回想の物語。

東京の大学に通う“僕”は、海辺の街に帰省し、
友人で“鼠”というあだなを持つ男とジェイズ・バーというバーで
ビールを飲む日々を過ごしていた。ある日、“僕”は酒に酔って
倒れていた女を介抱し、家まで送ることとなる。後日、片方の手の指が
四本しかないその“女”と再会する“僕”。
“女”はレコード店に勤めていた。それから二人はたびたび
出掛けるようになる。“女”や“鼠”との日々を過ごす中で、
“僕”は過去の女性関係や、高校時代の女友達について回想するが、
彼にとってそれらは通り過ぎた過去で、顔も覚えてはいなかった。

“鼠”は女性のことで悩み始めるが、“僕”に語ろうとせず、
やがてひとりで自己完結を果たす。そんな“鼠”は小説家に
なることを“僕”に宣言する。

“僕”は“女”と再び会って食事をとることとなる。彼女の家に
招かれた“僕”は、そこで彼女が知らない男とのあいだに生まれた子を
中絶したことや、彼女の暗い過去について触れる。けれども二人の間には
セックスが生じなかった。

帰省の期間が終わった“僕”。
冬休みになって街に戻ると、“女”はレコード店を辞め、消息不明となっていた。
それから時が過ぎ、“僕”は結婚し東京住まい。一方の“鼠”は、小説を書いては
“僕”に送っていた。“僕”は、高校時代の女友達に借りたまま返すことの
できなかったレコードを夏になるたびに何度も聴く。そして……。






出版当時、翻訳小説をかじったバタくさい小説なんてことを言われ、
けなされたそうだが、あながち間違っていない気がする。
ヘミングウェイの「日はまた昇る」のような感じで、大きな物語はない。
ドラマというドラマがなく、ゆったりと時が進んでいるということだ。

そのゆったり感はドライでもある。とてもドライ。
人間関係が深く描かれることはない。“僕”の女性関係や彼が好きな作家に
ついてのウンチクが披露されるが、それらはいまいち頭に残らない。
ただ空虚なだけである。それは作品の質的問題ではなく、物語の人物じたいが
そうだからだろう。

時代的にもそういえる。1970年代というと、各地で学生運動が
挫折を迎え始めた時代でもある。その時代背景に照らして読んでみると、
読者が過ごす日常とおなじように物語が進行する(退屈なまでに…)さまは
たんなるデビュー作の荒々しさとはいえないかもしれない。


私の大学の友人は本作を絶賛まではいかないが、高く評価していた。
しかし、私は彼を芥川賞の賞レースから転落させた者たちと同意見である。
勉強がてらに読んでみたが、たぶん、もう読むことはないかもしれない。

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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