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「マルセイユの決着」

ついさっき「マルセイユの決着」を見終えた。

主演のダニエル・オートゥイユの顔って
たけしとロバート・デ・ニーロを足して2で割ったように
見えるんだけど……

あらすじ:

1960年代のフランス、大物ギャングのギュは獄中の仲間の手を
借りて刑務所から脱出。その頃、かつての相棒の未亡人マヌーシュは
堅気でありながらも、ジョーというギャングの一味から恐喝されていた。
その現場に現れたギュはマヌーシュを助け、チンピラを始末する。
仁義のない裏社会に嫌気がさした彼は、彼女を連れて国外逃亡を図る。
そこでギュは顔役であるヴァンチュールの強盗計画に加わるのだった。
計画は成功するが、ギュを執拗に付け回すブロ警視の罠にはまり、
ヴァンチュールの名前を吐いてしまう。ギュは仁義を重んずる昔堅気の男で、
彼にとってそれは屈辱であった。ヴァンチュールの弟であるのジョーは
裏切り者を抹殺しようとする。追い詰められていくギュ、そこへかつての
友人オルロフが現れる。オルロフはギュとジョーの関係をなんとか丸く収め
ようとするが、ギュは自分自身の手ですべてのケリをつけるつもりでいた……


この作品は「ギャング」という昔のフィルム・ノワールのリメイクらしいが、
もとの映画のことはこれっぽっちも知らなかったりする。

ヒロインのマヌーシュはモニカ・ベルッチが演じている。
「パッション」や「アレックス」などにも出演している、美女という言葉が
似合う女性。
他の主演とヒロイン以外の配役の方々は皆知らない私……勉強不足


約2時間半とまぁ~若干長い作品なわけだけれども、その分ドラマやキャラが
作りこまれていて良い。

恋人と幸せに暮らしたいけれども犯罪から足を洗う事が出来ないギュ、
命を落としかねない危険な行為をするギュをじっと見守るマヌーシュ、
夫婦関係で悩みながらも職務を必死に遂行するブロ


キャラクターひとりひとりの個性が生きていて、それが物語を動かしていくさまは
見ていて熱く感じる。

ラストシーン、ギュが命がけで手に入れた「証明」をブロが記者に渡すシーン、
恋人を失ったマヌーシュにオルロフが語る最後の言葉で幕は降りる。

『さよならマヌーシュ、こんにちはシモーナ』

全体的に暗くシリアスなストーリー展開とその結末、
けれども最後の数分はどこか希望のある終わり方だ。

……シモーナとはマヌーシュの本名である。

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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