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「8 1/2」

気が付けば3月。
別れの季節とかなんだかいわれるこの月だけれども、
そんなことはおかまいなしに、いつものようにブログ更新。
とにかく下手でも文章を打つ習慣を続けなきゃという今日だけど、
そろそろ脚本か小説で書く練習しようかしら・・・。

と、そんなことはどうでもいいとして。
フェデリコ・フェリーニの「8 1/2」を紹介していきたい。
読み方は“はっかにぶんのいち”で、本作はなんでも
アカデミー外国語映画賞を受賞したそうだ

先に感想をいうと、
まるでデイヴィッド・リンチの映画のようで、よく分からん。つか、
時系列的に考えると、むしろリンチの映画が彼の作風の影響下にあると
考えるべきだろうか。それはまたじっくり後述するとして、あらすじ紹介にうつる。




あらすじ:

一流の映画監督として知られるグイドは、精神的にまいり、映画製作を
5か月も延期していた。医者の勧めで湯治場で静養に励むも、まわりを見れば
愛人のカルラや映画関係者が沢山おり、脚本家やプロデューサーらからは
映画製作を催促されていた。しかし、肝心のグイドはどうしても映画の製作を
再開する気にはなれなかった。

繰り返される夢と妄想もグイドの心をかき乱す。彼はどういうわけか
妻のルイザを呼び出す。ところが妻との関係は冷え切っており、修復は
もはや不可能に近かった。別居を考えはするが、実行に移せない。

現実での人間関係のぎくしゃくでグイドはますます妄想に逃げる。
妄想の世界でグイドは自分の幼少期や亡き父母との邂逅を試み、
さらには女性にかこまれたハーレムでの日々をも夢見る。それらから
醒めた彼を待つのは、映画製作と人間関係のふたつのしがらみによる束縛。

グイドはすべてをやめて新しい人生をはじめたいと願うも、プロデューサーの
圧力によって強制的に映画製作を再開させられる羽目になり、いやいや撮影所へ
連行され、記者会見に臨むことになる。しかし、何のビジョンもない彼は、
記者に対して何も応えることはできない。疲労極まるグイドに対し、脚本家は
助言する。その助言に従い服のポケットを探ると、そこに入っていたのは拳銃。
グイドは会見場所のテーブルに隠れて拳銃を自分の頭に向けて自殺を試みるが……。











しょうじきワケのわからない映画である。
どこからが現実で、どこからがグイドの妄想なのか、その境目は判らない。
あいまいである。そしてそれは、私たちの存在をも証明しているのかもしれない。
私たちは“現実”と“架空”という言葉を用いて世界(あるいは空間)を分けて
考えるが……では、どこからが“現実”でどこからが“架空”であると、明言が
できるだろうか??? 

おそらく主人公のグイドは、映画製作をつづけるうちに狂ってしまったのだと思う。
そのために現実と妄想とが区別できなくなり、精神的に病んでいく。映画のクライマックスを
かざる集団ダンスは、死ぬ間際のグイドが見た夢の世界なのだろう・・・。 この場面に
おいて、小さな子供がひとり笛を吹くが、これは劇中で何度か登場した、幼少期のグイドだ。
映画最後の最後の場面は、暗闇の中で幼少期のグイドが独り笛を吹いているところで幕を閉じるが、
それは彼の孤独をあらわしているのだろう。




夢や妄想というのは、現実では叶えられないことを実現してくれる空間と捉えられている。
しかし不幸なことに、グイドは夢と妄想の世界でさえも、自分の欲望をじゅうぶんに
満たすことができないのだ(象徴的とも言えるのは、ハーレムのシーンにおいて、
グイドに反逆する女性たち)。





この映画が伝えることは何か?





映画監督の苦悩か?


現実と妄想とは区別しづらいものであるという証明か?


それとも製作者であるフェデリコ・フェリーニ自身の告白か?








さて、どうでもいいことだが、何年か前に公開された
ミュージカル映画「NINE」は、この映画を原作としたものらしい。
機会があれば見てみたいと思う。

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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