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「世界にひとつのプレイブック」

雪が降り、ようやく冬らしさを感じた今日この頃。
前回、前々回に引き続いてデヴィッド・O・ラッセル監督作品を
紹介してみたいと思う。

今回紹介する作品は「世界にひとつのプレイブック」
仕事の関係で上映中に観れなかったこと悔やまれる作品。
本作は。第85回アカデミー賞において作品賞を含む8部門にノミネート。
ジェニファー・ローレンスは主演女優賞を獲得した。そんな彼女は
ラッセル監督最新作「アメリカン・ハッスル」では「死ぬのは奴らだ」の
テーマソングを歌ったりしてる……。


てことで作品紹介に入りたい。




あらすじ:

妻の浮気現場を目撃し、相手に暴行を働いたパットは心を病み、
病院で8か月近く治療を受けることとなる。家族のもとへ戻ったものの、
教師の職を失い、妻ニッキはすでに出ていった。パットはトラウマに
苦しむものの、薬の治療を拒み、愛する妻のことで思い悩む日々を過ごしていた。
ある日、親友パテルの家を訪問した際に、彼の妻ヴェロニカの妹ティファニーと知り合う。
ティファニーは警官だった夫を事故で亡くした未亡人。二人はふとしたことで
言い争いになるが、その後ティファニーはパットに自分を家まで送るよう要求。
しぶしぶ彼女を家に送ることとなったパット。家の前に着いたとたん、なんと
彼女はパットにセックスしようと声をかける。拒否するパットを殴り、ティファニーは
家に帰る。翌朝、ジョギング中のパットはティファニーと遭遇する。彼に興味を持つ
ティファニー。そんな彼女をパットははじめ嫌がっていたが、彼女の友達になりたいと
いう言葉を受け、二人はディナーをとることとなる。

ハロウィンの夜のディナー。そこでティファニーは、夫を失ったショックで会社内の
同僚すべてと寝て、それが理由で会社をクビになったことを告白する。パットは彼女を
イカれてると言って馬鹿にする。怒ったティファニーは店を飛び出す。やがて路上で
激しい口論をはじめる二人。野次馬が増えていく中、パットはトラウマに苦しめられる。
パットの苦しい姿を見て我にかえったティファニー。二人は自分の態度を悪く思い和解に至る。

妻への接見を許されずにいたパット。せめて手紙でも渡したいと思う彼に、ティファニーは
ある提案をする。パットが書いた手紙をティファニーがニッキに渡すかわりに、ダンス大会へ
ティファニーとともにパットが出場するということであった。はじめは嫌がるパットであったが、
手紙のことを思い、ダンスの練習へ励むようになる。ある日、ティファニーはパットのやる気を
出させるために、ニッキから預かったという手紙を彼に渡す。だが、その手紙に書かれていたのは、
お互いのために離れて暮らそうということであった。ショックを覚えるパット。それでも彼は
大会に向けて練習を行う。

大会まで残りわずかのとき、パットはダンスの練習に現れなかった。彼は父にせがまれ、
弁護士の兄とともにイーグルズの試合に行っていたのだ。途中で抜け出そうとしていた矢先、
目の前で起きた乱闘を止めようとしたところ、誤解され警察に拘束されることとなる。
ノミ屋であるパットの父は、息子がいなくなったことでイーグルズが負けたと叫ぶ。彼は
友人との賭け事に負け、飲食店開業のために蓄えたお金を損失してしまったのだ。そこへ
今度はティファニーがあらわれる。息子が賭け事における幸運の女神と信じるパットの父は、
ティファニーとパットが交流し始めたことで運がなくなったとティファニーを責めるが、
彼女は逆に自分とパットがダンスの練習をするようになり、地元のスポーツチームが勝つように
なったと反論。そしてさらに彼女はパットの父に、賭け金を二倍にして再び友人との賭け事に
挑むよう勧める。パットの父の友人は、今度行われる試合でイーグルズが勝つとともに、
ダンス大会でパットとティファニーのペアが5点以上を獲得したら金をやると豪語する。

はじめたダンスが賭け事の対象になることを嫌に思ったパットは、ダンス大会への出場を渋る。
そこでティファニーとパットの両親は、彼のやる気を出すためにある嘘をつく。それは
大会当日にパットの妻だったニッキが姿をあらわすということであった。
ニッキに会うためと奮起するパット。そしてダンス大会の日がやってきた。
アメフトの試合はイーグルズの勝利に終わり、ダンス大会でパットとティファニーのペアが
5点以上獲得すれば、パットの父は賭けに勝利したことになる。だが思わぬ出来事が起きる。
なんとニッキが本当に姿を現してしまったのだ。ティファニーは急に取り乱し、バーで
見知らぬ男を前に酒をあおる。パットはティファニーを見つけ出し、練習の成果を披露する。

結果は出場者のなかでも低い5点だったものの、賭け事に勝つことができたことを知り、
パットらは狂喜する。そしてパットは会場にやってきていたニッキのもとへ向かう。
いつしか彼に恋心を抱いていたティファニーはその場に居ることが耐えられなくなり、
会場を飛び出す。ニッキと会話を終えたパットは、父からティファニーが出ていったと
聞かされ、彼女を追いかけていく。パットを拒絶するティファニー。そんな彼女に
パットは手紙を渡す。彼に促され、手紙を開けるティファニー。それはパットが彼女に
向けて書いたラブレター。パットは自分を更生させるためにティファニーがニッキに
成り代わり手紙を書いていたことに気付くとともに、自分の中にあった彼女への愛を
知ったのだ。心の傷を乗り越え、結ばれた二人。そして……。

















形は違えど愛する人を失った男女の再起の物語…というとありきたりだが、
まさに本作はそんな物語である。


妻の浮気現場を目撃したことでトラウマに悩まされるパット。
夫を失い情緒不安定になりながらもダンスを糧とするティファニー。
二人はニッキという存在がきっかけで交流を深めていく。

パットにとってティファニーは愛するニッキに近づくための鍵であった。
ブラッドリー・クーパー演じるパットは妻のことしか考えない。
それは身勝手である。目の前の女性は彼のことを想ってくれているのに。
だが愛する者に会えなくなったパットの気持ちも分かる。法で禁止されたとしても、
愛する者を忘れることなんて簡単にできはしないのだ。たとえそれが過去のものと
なったとしても。

思えば昨年公開された「華麗なるギャツビー」(2013)は、まさに失われた愛を
忘れることができない男の物語であった。だがギャツビーと違い、パットは
悲劇的な結末を迎えず、ハッピーエンドを迎えた。彼は身近にいる大切な存在に
気がついたのだ。ティファニーだ。強気な女性のようであるが、愛する夫を失い、
ショックのあまり働いていた会社の男たち全員とセックスしてしまったという過去を持つ。
それは淫乱というわけではない。夫を失った喪失感を他の男で埋めようとしているだけなのだ。
治療により回復しつつある彼女は、ショックからではなく、純粋な気持ちでパットを
求めるようになった。だが妻のことばかり考えているパットが自分なんかに気付いてくれるはずはない。
だから彼女は彼のジョギングコースを彼の母親から密かに聞き出したし、
ニッキとの文通の仲介人になるという嘘もついたのだ。

恋は盲目という言葉があるが、二人の主人公にはまさにその言葉が似会う気がする。
想いは強い行動を呼び覚ますのか・・・?

しかし彼女はその嘘に苦しんでいただろう。そう思わせるのが終盤のダンス大会でのシーン。
会場に到着したティファニーは、いるはずのないニッキを見つけ驚く。ニッキが現れれば
彼女の嘘が明らかになってしまうからだ。ニッキの登場でパットが混乱するのではないかと
思っていたかもしれない。そんなニッキを会場に読んだのがニッキの親友パテルとその妻。
そのサイドストーリーがまた面白い。息子とどうかかわっていいかと悩むパットの父親も。


この映画最大の見せ場ともいえるダンスシーン。
ジョン・トラボルタやオリビア・ニュートン=ジョンのようにすごいダンスを踊れるわけではない。



ダンスのことはよく分からないので上手いか下手かは分からない(得点は低かったけれどもね)。
だが二人の一生懸命さがとても伝わり、印象に残るシーンである。



5点を手にしたことで喜ぶパットらは、試合に負けたロッキー・バルボアとエイドリアンを
連想させる。だがパットはティファニーと喜びを共有するより早く、客席にいるニッキのもとへ
向かう。二人がどんな会話を交わしたのかは分からない。復縁を迫ったわけではないと思うが。
この場面も緊張感があって良い。パットとティファニーとは結ばれないまま終わるのではないかと
正直ヒヤヒヤした。だから、告白のところはひとりでキュンときてしまった。

不器用で、感情をもてあましていた二人がようやく結ばれるラスト。
二人の周囲の登場人物たちの幸せな姿と相まって、感動的である。
本当に、映画館で見れなかったのが悔やまれる・・・・・・・。

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ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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