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ビンラディンの死について改めて考えてみる

この前のブログの内容は若干おふざけが入った感がある。
いくらビンラディンがテロリストとはいえ、死者に対する
礼儀に欠けていた気がする。

そこでビンラディンの死を自分なりに改めて考えてみたい。
ビンラディンのその名が知れ渡ったのは2001年、
あのNYの9・11テロ直後だ。
テロ組織アルカイダのリーダーとして犯行声明を上げた彼に
多くの人々は恐怖し、敵対心を、憎悪の念を抱いた。
アメリカのアフガン攻撃はアルカイダ殲滅を大義としたものでも
あり、当時のブッシュ政権は声高に「テロとの戦い」を叫んだ。

それ以後、つまりアフガンをアメリカが事実上支配してからというもの、
テロリストによる自爆テロが各地で多発した。その一方でリーダーである
ビンラディンの姿はあまり出なくなった。
時折、数カ月に一度くらい、ビンラディンらしき人物が映像を通して
テロの継続を訴えていたが、彼に関する話題は9・11をピークに終わったかに
みえた。

それで今度のニュースである。

ウサマ・ビンラディン、彼は多くの人々の命を奪ったテロリストのリーダーであり、
憎むべき敵である。 というのがテロの被害に遭ったアメリカ国民の思いであろう。


だが、ビンラディンが、アルカイダがテロリズムを行った背景には何があるのだろうか。

そういった事柄を考える人は少ないと思う。
世界の世論から見れば、彼と彼が率いる組織は悪以外の何者でもないのだから。

けれども、ここでは彼をそういった常識論から切り離して考えてみたい。


1、アルカイダの誕生

今日の朝日新聞の3面の記事によると、アルカイダはもともと
対ソ連の組織であったようだ。
リーダーであるビンラディンはサウジの富豪の息子で、パトロンとして
アフガン戦士の支援を行っていた。このころのアメリカのスタンスは
「イスラムゲリラ=アフガン戦士」の側にあった。

その社会情勢は映画にもあらわれている。
「007 リビングデイライツ」
「ランボー3 怒りのアフガン」
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
                   等々

この当時のアフガン戦士(のちのテロリスト)は
ある意味で正義の味方的存在であった。それはまだその時代が
冷戦終結ギリギリの状況であったことも踏まえなければならないが。

しかし、それが過激な組織と結びついたことによって反米テロ組織へと
発展した。

では、どうして反ソ連から反米の方向へと行ったかといえば答えは単純、

アメリカがイスラム社会の脅威となったからだ。

どうしてアメリカが反ソ連のアフガン戦士に肩入れをしたかといえば、
二つの理由があげられるだろう。

① ソ連の勢力拡大の阻止
② 自国の国益拡大のための布石

ソ連がアフガンから撤退後、アメリカは中東地域に対して発言力と
存在感を増している。

現在のアメリカ軍の駐留部隊の数とその拠点の位置などを確認してもすぐ
分かることである。

アフガン戦士――というよりイスラム社会の人々にとって、はじめは
アメリカを助っ人のように思ったに違いない。だが、アメリカが求めるものは
石油資源であり、領土であった。
だからイスラムの人々は反米組織や様々なグループを形成し、9・11のような
大量殺戮も辞さないテロ行為に走った。そして、それによって自分たちの社会を
守ろうとしたのだ。

その行為は太平洋戦争時のフィリピン人ゲリラのようだ。
彼らはアメリカの支配を受けていた。
「大東亜共栄圏」を主張する大日本帝国をアメリカの支配から解放してくれる
存在と信じていた。だが、事実はそうでなかった。だからフィリピン人は
アメリカを押しのけ、その地位についた日本軍とたたかい、国を取り戻した。

やっていることは本質的には同じなのだ。
違う点は、それが「抵抗運動(レジスタンス)」であるか、「テロリズム」で
あるかだけ。

そして、その行為が国際社会から支持されているか否かである。

残念な事実をいえば、アルカイダは支持されていない、確実に。
それは、国際社会がアメリカ寄りであることにほかならないだろう。
強いてそこに付け加えるのであれば、アルカイダが無関係の人間もテロに巻き込んで
いることだ。

いくら彼らが正義を唱えていても、一般市民を巻き添えにすることは彼らの
立場を悪くするだけだ。

アメリカは国連常任理事国のひとつであり、軍事力と政治力の面からみても
国際社会に対する影響力が強い。
現在、まともにアメリカと敵対する国は先進国においては少ない。
それゆえか、アメリカの発言と行動が無茶なものでも黙認するケースも多々ある。

9・11テロ後のアフガン攻撃も、イラク戦争もアメリカの影響力の強さのあらわれでは
あるまいか?

攻撃後、戦争後になって諸外国からアメリカに対する非難の声が巻き起こったが、行為の
最中はどうだったか……?

いまの社会では、アメリカに与することが正義であるかのような風潮が存在しているようだ。

極端な話、
アメリカが「アルカイダとイスラムテロは悪だ!」といっているから国際社会も、世論も
それに合わせているだけなのかもしれない。

誰も、殆どの人がアメリカの中東への覇権拡大について言及しない。


つまり、ここでいいたいことはこういうことになる。

アメリカや西欧諸国=先進国の立場から見ればアルカイダはテロ組織であり、
倒すべき敵である。

しかし、彼らテロリストから見れば先進国は自国の発展のために後進国を
脅かす存在なのだ。


もしも仮に、先進国が後進国に対して、イスラム社会に対して友好的なものであるならば、
いくら原理主義者とかいう過激な方面の者たちだって安易にテロなどを行いは
しないはず。

そう、やはり先進国が自分たちの敵であると認識したからこそ彼らはテロを繰り返すのだ。
それが全体には響かないものだと分かっていても、彼らは自分たちの行為が自分たちの
将来を守るであろうと信じているのだ。
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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
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