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「もの食う人々」

なんか素人が荒唐無稽な政治話を延々と書くのも
あれかな~と思ったんで最近読んだ「もの食う人々」について
語ろうかと思う。
内容:
人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのか…。
飽食の国に苛立ち、異境へと旅立った著者は、噛み、しゃぶる音をたぐり、
紛争と飢餓線上の風景に入り込み、ダッカの残飯からチェルノブイリの
放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくる。
人びととの苛烈な「食」の交わりなしには果たしえなかった、
ルポルタージュの豊潤にして劇的な革命。「食」の黙示録。
連載時から大反響をよんだ感動の本編に、書き下ろし独白とカラー写真を加えた、
新しい名作文庫の誕生。

(文庫本の紹介文を引用)


食の黙示録というとなんかメッセージ性の高い本のように思えるが、
そんなことはない。

読み終わったあと、この本は作者の食に対する飽くなき探求心を描いた本であると
思った。

残飯を食う人の、飢えをしのぐため人肉を食らった老人、
栄養失調によって死んだロシア軍人の事件、
誰からの救助も受けられず死を待つ少女、
そして従軍慰安婦……

食の黙示録と釘打っているだけあって重い物語も随所に登場する。

彼はライターであって救護や慈善をやる活動家ではない。

作者は地域で生きる人々に対し何の施しもできず、去っていくだけだ。
否、きっと去ることしかできなかったのだろう。
あとがきで本作の文を作者が「独白」と記すように、
ページが進むごとに作者の無力感、やるせなさが文に現れるようになった。

作者は旅の中で常に葛藤を抱えていたに違いない。
それでも旅を続け文章を書いたのは食文化に対する興味関心が高かったからでは
ないだろうか?
仕事に対する意識や使命感だけでこんな旅を行えるとは到底思えない。


本書はストレートに「食」とその文化を描いた。
小説や戯曲に見られるような凝った技巧はない。シンプルにまとめられている。

少し分厚いかもしれないが、短い話ばっかりなので読みやすい。
哲学書のようなメッセージ性というものもないので、
身構えする必要はまったくない。
暇つぶしと気分転換には丁度いい本だった!

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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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