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「ドキュメント 東京電力企画室」

本の内容:

“産業の血液”というより“文明の血液”たるエネルギーの
未来を、私たちは何に、また誰に託すべきか。
石油資源に限界はないのか、またチェルノブイリに見るように、
原子力発電は本当に安全なのか?
それぞれが抱える問題を抉りつつ、国家対私企業、
通産省対電力会社の激烈な主導権争いを描く、
迫真のドキュメント。

(文春文庫 裏表紙より引用)


近所のブックオフでたまたま見つけたのがこの本だった。

著者名を見たとき、胡散臭さを感じてしまった。



田原総一郎

筑紫哲也鳥越俊太郎と並ぶ反日(?)ジャーナリストというのが
私の認識だった。

ネットやアングラ本の記事で彼に関する良いことを読んだ覚えがない。
評判が悪いという言葉は語弊があるが、かといって評判がいいとは
いえない。

白とも黒ともいえない、灰色の雰囲気を田原氏から感じる。

そんな彼が二十年以上前に書いた作品が「東京電力企画室」だ。
この本は、どのようにして日本で原子力発電が行われるようになったかを
ひとつのドラマとして書きあげている。

現在、福島原発の事故を期に「反原発」の運動が再燃している。
原子力発電は危険だという認識が世間に広まっている。
今回の三陸地震は原発の安全神話を破壊してしまったのだ。

本書に登場する人物はその原発の危険性をずっと前から知っていたにも関わらず、
推進してしまった。「ファウスト的契約」というものを電力会社の人間は
交わしてしまった。エネルギーをめぐる世界情勢が背景にあったからだ。

日本はエネルギー資源に恵まれている国ではない。
かつての戦争の原因にも「エネルギー」があった。

エネルギー戦争に生き残るために選んだのが原子力発電であった。
そして原発の利権をめぐり官僚と企業との間で抗争が行われた。



……本書にはこんな興味深い言葉がある。

「われわれ原子力関係者は社会とファウスト的契約を結んだ。
すなわち、われわれは社会に原子力という豊富なエネルギー源を
与え、それと引きかえに、これが制御されないときに、
恐るべき災害を招くという潜在的副作用を与えたのである」


日本原子力界の陰のドンと称される橋本清之助の言葉だという。
彼は、いまの状況をどう思っているのだろうか?

彼の予言は的中し、福島原発の事態を引き起こした。


これから日本は否が応でも反原発へと進んでいくだろう。
こんな事故が起きた今、新たな原発政策を推し進めることはできない。
原子力発電に頼らない生き方を目指す必要がある。

だが、新しいエネルギーは官僚と企業との間の新たな利権争いを
招くのではないだろうか。

それにだ、新しいエネルギーが登場したとしても、それが絶対安全である
保障はどこにあるのだろうか?

風力発電や太陽発電が期待されてはいるが、
そういったものにも大なり小なり問題はある。

エネルギーの問題というのは難しいものだ。
他の本でも読んで色々と勉強しなければ分からないと思った。
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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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