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「存在の耐えられない軽さ」

「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ(著)

原作読んだあと映画版が見たくなったので借りちゃった。

内容:

民主化運動が盛んのチェコ・プラハ。そこで医者として働く
トマシュは名医として、またプレイボーイとして有名であった。
彼の一番の相手は画家のサビーナであったが、出張先で知り合った
テレーザの出現によってトマシュの生活は変わっていく。
これまでトマシュは自分の家に女性を泊めたことがなく、また関係も
「軽いもの」として済ませてきたが、テレーザは例外だった。彼女は
荷物を持って彼の家に押しかけて来たのだ。やがて結婚に至る二人。
しかし、あいかわらずトマシュは様々な女性と関係を結んでいる。その
ことでテレーザは心を痛めていた。やがて耐えられなくなった彼女が
トマシュの家を出ようとしたとき、ソ連の軍隊がチェコに押し寄せてきた。
「プラハの春」事件である。トマシュはテレーザを連れてスイスに亡命するが、
テレーザはひとりプラハへ戻る。トマシュは彼女を追って再びプラハへ……
(以下略)




ジャンルを定義すれば、恋愛ものである。
だが、同時に政治的要素も多く含まれている。そのことから原作は社会小説と
しても読み説くことが可能である。

プラハの春を背景に三人の男女(原作ではフランツ含め四人)の人間模様を
描いていくのだが……

この映画、とても長い!!!

三時間はある。そのことから「存在の耐えられない長さ」とかいう評価も
あるそうな・・・。
まぁ、原作が重厚な出来であるから映画は長くなって当然なんだけど、ね。


ちなみに、原作と映画版の差異について気になったところを挙げてみた。
(映画版は「黒」で表記、原作は「青」で表記する)

1、テレーザが(無理やり)トマシュの家に引っ越した理由。

・あまり明確にされていない

・テレーザの家庭環境が背景として存在

2、サビーナが恋人であるフランツを捨てた場面

・サビーナが「身勝手な女」として、フランツが「哀れな男」のように
描写されている=フランツが浮かばれない・・・。

・フランツに「満足できていない」からサビーナは彼を捨てた。そして
彼のほうは彼女に捨てられることを承知で妻と別れてきた。だから、
サビーナに憎悪の念を抱いておらず、死の寸前まで彼女を忘れることは
なかった。


3、プラハに戻ったトマシュに対する医者仲間の反応

・(ある意味で)ソ連に対する「敗北者」的な扱いであり、その点から
トマシュも(自分たちと同じように)恭順するだろう……という視線を
もっている。

・トマシュは偉いポストを約束されていた人間であり、その彼が論文に
よってソ連から追及される様を(内心で)喜んでいる。と、同時に
後ろめたさを持っており、ある医者は彼が「窓ふき」の職に堕ちたあと、
謝罪めいたことを彼に告げている。


4、トマシュとテレーザの死の知らせ

・(原作ではアメリカ?)ある場所で画家として成功しているサビーナの
もとに手紙が届き、それによって二人の事故死を彼女は知ることとなる。

・トマシュの元妻の息子(反共運動に関わっている)から手紙が届き、
それにより知る。



と、あげたらキリがないのでここまでにしておくけど、
細かいところで原作と映画版には差異があるわけですな。
まぁ、大筋は変わらないけど・・・。


タイトルからして、女性が恋愛に苦しむ映画的なイメージがあるが、
そういうわけではないので・・・時間があるひとは見てみるのもよいかと。


でまぁ、どうでもいいはなしだけど
原作の登場人物ではフランツが好きかな、あたしゃ(笑)



……なんか、というか、やはりまとまりきれていない文章だな(苦笑)
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黒 紅 茶

Author:黒 紅 茶
どこかの田舎っぺです。
ブログタイトルの“Of”は
飾りです。偉い人にはそれが
分からないのです(苦笑)
詳しくは「はじめに」を
読んでくださいな。

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